2005年03月11日 (金)

京セラ、デジカメ事業から撤退

京セラ株式会社は10日、10日付各紙で「デジタルカメラ事業から撤退」と報道された件につき、事実であるとした。

 東南アジア、中南米など京セラ・ヤシカブランドでのデジタルカメラ事業を行なっている一部地域を除いて、撤退する。現在発売中のモデルに関しては夏頃に生産を終了。既存ユーザーに対するサポート、アフターサービスは今後も継続される。

京セラ、デジカメ事業から撤退

30年に渡る歴史を築いて来たコンタックス・ブランドが遂に終焉を迎えることに。銀塩カメラ事業については検討中とのことですが、馴染みのある国産ブランドが市場から消えてしまうというのはやはり寂しいことです。

撤退の理由を「デジタルカメラの価格が急激に下落し、現在の事業規模ではメリットを見出せなくなったため」としていますが、コンタックス・ブランドの力をもってしても活路が見出せないほど、昨今の市場競争は熾烈を極めている、ということでしょうか。過剰に安価に供給されるのは本当にいいことなのかな……最近、物の価値が急激に下がっている気がします。いい物には正当な評価を。

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