2005年07月09日 (土)

五輪実施競技から野球、ソフトボールを除外へ

IOCは、12年ロンドン五輪の実施競技から、野球、ソフトボールを除外することを決めた、とのこと。

『五輪野球』消滅…ミスター落胆も「北京でいいゲームを」

して、IOC総会の投票に先立ち示されたIOCプログラム委員会の報告書には、野球の存続に疑問を投げかける評価とデータが連ねられていたという。かいつまんで見るだけでも、

  • 野球界最高峰といわれる大リーグのトップ選手が出場していない
  • 世界的な普及度が低い
  • ドーピング違反率が全競技中最も高い
  • 球場建設にコストがかかる
  • 五輪後の再利用が困難
  • アテネ五輪での入場券の販売率と視聴率が低かった

等々。その内容は、野球存続に対する逆風の中にあって、マイナスに作用するファクターがずらり並んだ惨憺たるもの。日本のお家芸とはいっても、世界的な競技人口に偏りがあり、「人気があるのは日本とアメリカだけ」などと言われる現状では、五輪種目からの除外も致し方ないことかと思われます。

今回、野球、ソフトボールの2種目が外れたことで、新たに新競技候補から2種目が選定されることになりますが、個人的にはラグビーが正式採用されると嬉しいですね。五輪というステージを考えた場合、野球よりはラグビーの方がパワーバランスといい競技性といい見栄えといい(あとは歴史?)、施設、会場、フィールドにマッチすると思うのですが、如何でしょうか。

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