2005年07月14日 (木)

日テレ「火曜サスペンス劇場」今秋終了

これも時代の流れか。テレビ朝日の「土曜ワイド劇場」と共に、2時間ドラマの定番として親しまれて来た日本テレビの「火曜サスペンス劇場」が、今秋で24年の歴史に幕を下ろすそう。ここ数年は10%台前半の視聴率が多く(それでも10%も取ってるんだけどなぁ)、「サスペンスにこだわった番組制作は時代に合わない」と終了が検討されていたとのこと。

日テレ「火サス」視聴率低迷で今秋終了

確かに、私自身こういったサスペンスドラマを見る機会も無くなりましたし、時代と共に視聴者の視聴形態も変化してきて、以前のような好視聴率を生み出せる環境では無くなって来たのでしょう。ただ、そういった傾向は今後ますます進むでしょうし、嗜好の細分化が進めば、自ずと視聴率の一極集中はなくなるはず。だのに、まだまだ工夫の余地が残されている「火サス」のような番組をも含めて、視聴率至上主義的な編成が決まってしまうのは、危惧すべきことかも。そんなことをやっていたら、それこそどの局も代わり映えしない最大公約数的な番組しか存在しなくなってしまいますよね。大いなるマンネリ、結構じゃないですか。時代の本流から外れた老舗が一つや二つあってもいいじゃないですか。TVも多様化しなきゃ。

何にせよ、視聴率低迷を理由に、大人も楽しめる娯楽番組が打ち切られてしまうのは寂しい限り。これでまた一つ、思い出の番組が消ゆることに。

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