2005年07月22日 (金)

Xbox 360に「保護者による設定機能」搭載

マイクロソフトは、次世代ゲーム機Xbox 360に、ユーザーの年齢に合わせた使用制限がかけられる「保護者による設定(Family Settings)」機能を導入すると発表しました。これは、映像コンテンツなどで使われているペアレンタルロック機能のゲーム版に当たるもので、年齢区分の判断材料にはCEROレーティングが用いられるとのこと。

マイクロソフト、Xbox 360に「保護者による設定機能」搭載 CEROレーティングによるアクセス制限を実現

こういった機能の搭載は、個人的には歓迎したいところ。しかし、なんでも「保護者による設定」機能は、北米版のXboxでは既に搭載されているそうなので、こういった先進性はSCEや日本のゲーム業界にも見習って貰いたいものですね。

一点、年齢区分の基準となるのが、不可解かつ曖昧な規制基準の多いCEROレーディングという部分で賛否がありそうですが、ただ、一方で規制が必要なゲームというのは確実に存在します。レーディングがあっても、事実上、野放しに近い状態でゲームが購入出来てしまう現状、こういったハードによる規制は必要なのだと思います。が、肝心の保護者がレーディングに無関心だという声も聞かれるので、「保護者による設定」機能が果たして十分に機能するのか、実効性への疑念は払拭出来ません。それに、親兄弟姉妹揃って1台のハードで遊ぶ場合はどうするのか、といった問題もありますし、何といっても子供の狡賢さは大人の何枚も上手を行くことがままあるので、有名無実に終わる可能性も十分にありますね。

しかし、まあ、何より自浄作用というのか、何かと風当たりの厳しい業界なので、こういう課題にも真摯に取り組んでいますよ、という“姿勢”を内外に示すこと、そういう建前としてこそ必要な機能なのかもしれませんね。

ARCHIVES

  • Browse All Archives [1745] »

RECENT ENTRIES