2005年07月29日 (金)

「ハチミツとクローバー」の巻

Image:ハチミツとクローバー

なんでも、フジテレビによる新機軸の提案、それが新たに創設されたアニメ枠「ノイタミナ−NOITAMINA−」らしい。要するに深夜アニメの枠を広げようという取り組みで、それこそ仕事帰りのOLでも気軽に視聴できるような、従来のオタク層向けではないより広いレンジにターゲットを据えた編成ですが、狙い過ぎたスタイルが逆にあざとく感じます、そんな新感覚、確かに新感覚。

と悪態を付きつつも、でも「ハチミツとクローバー」、このアニメは好き。今、原作は人気も勢いもある作品らしいのですが、劇中の雰囲気がよろしく、その淡い作劇空間を気に入っているのです。まともに見始めたのはここ数話なので、話の展開は一寸飲み込めていませんが、ちょっと笑えて、ちょっと切なくて、どこか新しくて、それでいて懐かしい空気を感じさせる絶妙な肌触りが良さげ。青春群像劇を謳っていますが、あくまでも爽やかに気張らないこのドラマは、一日の〆にさらっとしたのどごしを提供する、丁度良いお夜食だと思います。

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