2005年08月15日 (月)

60回目の終戦記念日

本日8月15日は終戦記念日、今年は戦後60年の節目となります。小泉首相は、本日中の靖国神社への参拝は見送るようですね。正しい判断だと思います。

60回目の終戦記念日 首相の靖国参拝は見送りへ

憲法改正、歴史認識問題を巡る周辺諸国の動きなど、にわかに日本を取り巻く情勢も慌ただしく感じられる昨今、これまでの60年という年月、この国は不戦と平和の誓いを堅持してきました。

その間に父方の祖父母は亡くなり、第二次世界大戦の戦渦を経験した人間は、私のごく近しい近親者周りでは母方の祖父母だけになりました。大戦末期に中国に出兵した母・祖父、最近では戦争のことなど口にしなくなったその人も、小渕首相時代に政府から贈られた慰労の賞状を手にした時は、さぞ誇らしげな表情をしていたものです。そこからは、違和感こそあれど、戦争当時の想いを推し量ることは出来ませんでした。

そんなことをふと思い出しながら、今日この日に、改めて戦没者の方々に追悼の意を表すとともに、日本という国が二度と戦争を行わない為に、自戒を込めた恒久的な平和を願いつつ、黙祷を捧げます。

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