2005年08月29日 (月)

MP3プレーヤー「Rio」撤退

株式会社ディーアンドエムホールディングス(D&M)は、9月末でRioブランドで展開するMP3プレーヤーの販売活動を終了し、全世界的にMP3プレーヤー事業から撤退すると発表しました。現在のところ、Rioブランドの引き受け先がないまま撤退するため、Rioブランドは市場から完全に消滅する見込みとのこと。

D&M、MP3プレーヤー「Rio」事業から全世界的に撤退

MP3プレーヤーの草創期を担ったブランドRioが誕生から7年で市場から消えるという、なんとも寂しいニュース。iPodが一人勝ちの状態で市場を席巻する中、大手家電メーカーによる新規参入も相次ぎ、過酷な価格競争に巻き込まれたRioは非常に厳しい状況に置かれていた様子ですが、携帯オーディオ市場ではMP3という良くも悪くも耳目を集める新興勢力として一目置かれる存在でしたし、ガジェットマニアや秋葉系の新しい物好きに端を発して愛着を持っていたユーザーも多かったブランドだけに残念ですね。

今後も携帯オーディオ市場の競争は苛烈さを増すと思われ、Rio撤退の影響はいかばかりか、後を追うメーカーが出てくるかもしれません。

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