2005年09月30日 (金)

セブンイレブン、値下げ品目は拡大せず

コンビニ最大手のセブンイレブン・ジャパンが、今月3日に価格を引き下げた清涼飲料7品目以外に値下げ対象を拡大しない方針を決めたとのこと。同社の伊藤勝広専務は「市場を混乱させるのが目的ではない。売れ筋飲料について量販店などとの価格差を縮小させるのが狙いだった」と説明。他の清涼飲料水や加工食品についても値下げを検討したものの、メーカーからの反発が強かったことなどから値下げ品目拡大の見送りを決めたとみられる、とこの記事では書いています。

利用者には残念!セブン−イレブン値下げ品目拡大せず

な、なんだってー!

と開口一番ひとこと。場末の一般小市民としては値下げ効果の波及こそ期待していたのに。ミニストップなどの中堅企業が追随を見せた一方、ローソンやファミリーマートなどの大手各社が静観する方針を示していた時点で雲行きは怪しかったのですが、風穴は空けきれなかったということか。流通経済というのも難しいものですね。

当初は変革とまで言われ、歴史的な転換点と位置付けられていた画期的な施策も、結局「コンビニ」はあくまでも「コンビニ」に過ぎないということ。今回のセブンイレブンの値下げはさして急進的な方針だったとも思えないのですが、業界はこれ以上の変化を望まなかった。中途半端に保守的な側面が垣間見えてしまって、正直ガッカリです。

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