2005年10月02日 (日)

イチロー選手、5年連続の200安打

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手(31)が、「1番・右翼」で出場したアスレチックス戦で4安打を放ち、今季202安打としました。これで、イチロー選手は5年連続の200安打を達成。メジャー最高は1983-89年にウエード・ボッグスが記録した7年連続で、6年連続はなく、5年連続は史上5人目。なお、昨年達成した米大リーグ史上初となる「新人からの4年連続200安打」の記録も塗り替えたとのこと。

イチロー5年連続200安打!4安打で決めた史上5人目

流石というのか、凄いの一言ですね。昨シーズンの記憶も新しく、天才打者の名を欲しいままにしているイチローですが、今季は例年にも増して厳しい戦いが続き、200安打の達成は容易ではありませんでした。圧倒的なプレッシャーの中、難産の末に到達した数字だけに、より価値のある、そして意義のある記録になったのではないでしょうか。

しかし、本人の苦労をよそに、毎度毎度、それを表には出さず、一見淡々と、しかし、観客の期待を裏切らず、事も無げにそれを成し遂げてしまうことに、私は大きな感銘を受けるのです。イチローは紛れも無く「プロフェッショナル」な野球選手なのだ。世界最高峰の舞台メジャーリーグに於いても、並び立つ者の居ない孤高の存在、イチロー。まるで禅問答のようなストイックさで、傍目には感情を爆発させるようなドラマチックさとは無縁のキャラクターですが、近代野球史の中で、かつてこれほどまでにパーフェクトな1番打者が存在したであろうか。彼は間違いなく史上最高の1番打者であり、今まさに伝説を目撃している我々は確信を持って、そう断言出来るのです。

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