2005年10月09日 (日)

日本新聞協会「新聞の評価に関する読者調査」

日本新聞協会が実施した「新聞の評価に関する読者調査」の結果が8日までにまとまり、それによると、2年前の前回調査と同様に、ほぼ9割の人が日常的に新聞を読んでいることが分かったという。毎日決まった時間に新聞が届く「戸別配達制度」についても、9割近い人が「続けてほしい」と望んでいるとのこと。

ほぼ9割が日常的に読む・新聞協会の読者調査

大本営発表なのでどの程度信頼に足るデータなのかは分かりませんが、「『(今の世の中)主な情報源はインターネットだ』との意見についてどう思うか」の質問に対して、「そう思う」と回答したのが、20代で20.5%、30代で19.0%というのは、「新聞離れが目立つ」と言われている割には意外に少ないな、といった印象。ただ、生活圏をネットだけに頼るというのはどうも実感が湧かないし、不確定な情報をも多分に含む玉石混淆のネットソースを一方的に信頼してしまうというのも危険ですよね。当然、逆も然りな訳ですから、要は情報のバランスが大切で、そういう意味では、いくらネットが発達しようとも新聞は無くなりませんよ。

新聞というフォーマットは、即時性に欠ける反面、見開きで眺め読みできる便利さがあり、情報を反芻して整理するのに最適なメディアです。プロパガンダには注意する必要があるでしょうが、バランス感覚が要求されるこのご時世、ますます貴重な存在です。上手いこと共存して行くと思いますよ。

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