2005年10月13日 (木)

たまひよ最新名前ランキング

通信教育大手ベネッセコーポレーションは、この1年間の赤ちゃんの命名ランキングを調査し、発表しました。それによると、最も人気がある文字の名前は男の子が「颯太」、女の子が「陽菜」で、昨年9月から使えるようになった新人名用漢字はまだ少数派だということ。ランキングは名前の読み方を特定していないそうです。

DQNネーム───と言ってしまったら失礼なのかもしれないけれど、相変わらずそういう風潮は続いているようで。このランキングは比較的おとなしい方ですが、世間の趨勢では、一見しただけでは正しく読めない名前が如実に増えていて、思わず他人事ながら世を憂いていしまいます。風変わりな読み方に当て字とか、そもそも当て字にすらなっていなかったりして、発想の次元が珍走団のネーミングセンスと変わらないんですよね。

よく言われるのは、子供のペット化。今その子供を可愛がる為に名前を付けるのか、将来の人間を思って命名するのか。名前というものは、助けられることもあれば負けることもあるのだけれど、まず第一義にはインパクトよりもスマートに相手に伝わることが必要で、親の自己満足で適当に付けるべきじゃない。幼い子供にとっては、漢字の画数や読ませ方といった物理的な負担の問題もありますが、長い人生において、名前というのは遥かに重くのしかかってくるものです。子供、大人、そして年老いてなおも気後れすることなく通用する命名であるべきだと考えれば、途端に、名付けという作業が存外のプレッシャーで大変なイベントになるはず。

現代の親御さんにはもうちょっとよく考えて貰いたいな。親から貰った名前の難読に、日々嫌悪に悩まされた、そんなramhorn05jの戯れ言。

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