2005年10月19日 (水)

WRC第13戦ラリー・ジャパン

記事のストックが溜まっていて、やや旧聞に属するニュースです。

お待たせです! ご要望にお応えしてラリージャパン完全リザルトと全車の写真を掲載
WRCのメンバー全員が“ビーフ”に捧げるグロンホルムの逆転勝利――WRC第13戦ラリージャパン
新井敏弘がラリージャパン2連覇。インプレッサ勢はN部門で1-2フィニッシュ

WRC第13戦ラリー・ジャパンは、前日まで首位のペター・ソルベルク(ノルウェー、スバル・インプレッサ)がレース終盤でリタイアし、通算3時間25分32秒0でマークス・グロンホルム(フィンランド、プジョー307)が優勝。今季2勝、通算18勝目を挙げました。

2位にはセバスチャン・ローブ(フランス、シトロエン・クサラ)。8ポイントを獲得したローブはこれにより総合得点を107とし、マークス・グロンホルム(フィンランド、プジョー307)に36点差をつけて、3戦を残して年間王者に輝きました。

また、併催されているPCWRCでは、レグ2でトップに立った新井敏弘がそのままフィニッシュ。PCWRC優勝とグループN部門優勝を飾り、「ラリー・ジャパン」グループN部門2連覇を達成しました。新井選手は日本人最上位となる総合12位に入る活躍。

昨年以上の観客動員で盛り上がりを見せた「ラリー・ジャパン」も、コースコンディションの影響もあって荒れた展開になったようです。ローブの今大会での年間王者決定は確定的でしたが、それでも昨年に続いて、ソルベルグにはスバルの地元日本で意地を見せて貰いたかった。優勝を目前にしていただけに、リタイアは残念。第12戦ラリーGBでは、不幸な事故があってドライバーズタイトルの獲得を見送ったローブ、ようやく「おめでとう」が言えますね。スバル&ソルベルグにとっては悔しい結果だけど、でも、ここは素直に彼の強さを讃えたい。ローブ強し。

なお、PCWRCでは、もうすっかりお馴染みの新井さんが1位、総合でも12位に入る健闘ぶり。期待に応えてきっちり仕事をする辺り、流石ですね。日本人の中では間違いなく頂点に位置するラリードライバーなのでしょう。ベテランの色香というのかフィジカル・メンタルの強靭さというのか、そこはかとなく腕のいい職人さんといった風情です(?)。

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