2005年10月29日 (土)

第39回東京モーターショー、レクサス「LF-A」

今回の東京モーターショーでは、あまりめぼしいコンセプトモデルにはお目に掛かれませんでした。小粒だがピリリと辛い、パンチの効いた身近な次世代───そんなスポーツモデルが少なく、ちょっと物足りなかった。そんな中で、目に留まったのはレクサス気鋭のコンセプト「LF-A」。

goo、東京モーターショー公認サイトでパノラマ動画や三菱自動車ブログ

これは東京モーターショー以前に、2005年のフランクフルトモーターショーでお披露目されたコンセプトカーですが、意匠ある流麗なデザインが未来的な雰囲気を醸し出しながらも、どこか気品のあるシャープなスタイリングが気に入りました。正直“レクサス”ブランドも、当初は「所詮は国産車、所詮はトヨタのマーケティング主導企画」などと斜めに構え、鼻にも掛けていない部分があったのですが、それだけに、こういった先鋭的なイメージリーダーがレクサスから登場したのは意外でした。

Photo:LF-A Photo:LF-A

しかし、押し並べて他のレクサス車が同様に優れたエクステリアを持っているかと言えばそうは感じられず、それはフラッグシップセダンの「LF-Sh」然り。「LF-A」が突出して格好良く見えるのも、“その他”の一群として括られてしまうクルマのデザインがそれだけ不甲斐ない、没個性的な証左とも言える訳で。ただ、それはレクサスに限らず、ホンダにしても、日産にしても、マツダにしても、スバルにしても同じ。昨今、目の醒めるような欧州ラインの定番を揃えたドイツを始めとする海外の主要メーカーが並み居る中で、結局、国産メーカーで見所があったのは「GT-R PROTO」と「LF-A」だけだったかなぁ。

リンク:http://motorshow.goo.ne.jp/

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