2005年11月05日 (土)

最新デジカメ完全ガイド2005・秋冬版

2005年秋冬版のデジカメガイド、“最新79機種を徹底チェック”と銘打たれております。「日経ベストPC+デジタル 2005年11月号」の特集をウェブ版の掲載にあたり再構成したものです。

最新デジカメ完全ガイド2005 秋冬版

買う当てなど全く無いのだけど、こうした最新のデジカメが一堂に会するカタログ特集は、ウィンドウショッピング感覚で眺めているだけでも抜群に楽しい。昔から国産メーカーが大好きだった私ですが、ことデジカメに関しては、草創期からのよしみで、ニコン、キヤノン、オリンパスを贔屓しています。今季はちょっぴりオリンパスの影が薄くて、本命はニコンとキヤノン。中でも、ちょっと背伸びした高性能なハイエンドコンデジに目がありません。カタチから入る人間だとはよく言われますが、やっぱり写真は美しい絵作りにこだわりたくて。

そういう意味では、満を持して登場した「EOS Kiss Digital N」が台風の目には違いないのだけど、なんというのか、本体、レンズ、フード、フィルターと個別に手入れが必要なパーツの扱いが面倒で、取り回しに心構えがいる一眼レフそのものに少々煩わしさを感じ始めている昨今。元々「EOS Kiss Digital N」が登場する以前は、このポジションには“PowerShot Gシリーズ”が君臨していたので、実際の運用を考えて候補を巡らせて行くと、結局、いつもそこに回帰してしまう。

Photo:PowerShot Pro1

“PowerShot Gシリーズ”は、デジカメの勃興と時を同じくして、デザイン、スペック、ブランド指向から真っ先に唾を付けていたカメラなので、手軽さと需要のバランスという点では既に評価が確立されており、近年の思想傾向に最も合致しているモデル。といっても、“G”の名前は今は見当たらなくて、「PowerShot Pro1」が後継に当たるモデルっぽい。ニコンで言うと「COOLPIX 8800」に相当するのかな、これもいい感じ。

しかし、そんな妄想の一方で、最近では「IXY DIGITAL」が提案するライフスタイルの完成度にとても惹かれている私。片や、色々な意味で最も“現実的”なカメラでもありますが、重厚長大なスペック主義の反動から、気軽なスナップショットの魅力に目覚めつつある昨今です。

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