2005年11月06日 (日)

「Xbox 360 LOUNGE」がオープン

Xbox 360のプロモーション拠点「Xbox 360 LOUNGE」が南青山の紀伊国屋跡地に完成し、オープンしました。去る11月1日には、一般公開に先駆けて、多くの著名人を招いたオープニングレセプションが開催されたとのこと。

「Xbox 360 LOUNGE」がオープン
「Xbox 360 LOUNGE」オープニングレセプション
マイクロソフト、「Xbox 360 LOUNGE」オープンセレモニー

“セレブリティ”の方々はレセプションとあらば場所を選ばないのかな。どういう人種が何の為に集まったのか、少々場違いな気がしないでもなく、これだけの面子が揃ったことに少なからず驚きました。何とか話題を盛り上げよう必死なマイクロソフトですが、どこか努力が明後日の方に向いている感がなきにしもあらず。でも、この怒涛のメディア戦略からは、それだけ覇権の奪取に向けた強い心意気が伝わってきます。

しかし、当の私はといえば、肝心のXbox 360に魅力を感じず。性能は兎も角として、ソフトに訴求力がない今、その筐体デザインとブランドイメージがどうにも好きになれんのです。ゲーム機なんてデザインで選ぶものではないだろうけど、それでも、FC、SFC、PS2と来て、次代にXbox 360が鎮座している様子は想像がつかない。

PlayStation 3も“空気清浄機”“ブーメラン”などと揶揄されていますが、AV家電的なそれよりも、明らかにXbox 360の方がインテリアには向かないルックス。ロゴ、配色、パッケージデザインに至るまでの全てが押し並べてのっぺりと野暮ったく、特にアクセントとして配置されているにサークル模様がトドメになって、自分の感性の隙間にこれを受け入れるキャパシティは存在しない。本体の設計には日本のチームが中心的に関わっていると見聞しますが、およそ信じ難いこれらドアメリカンなパッケージング企画に、果たして彼らがどこまで携わったのか。

馬鹿デカイ凶悪な筐体に続いて提示されたアイデアがこれなんだから、やっぱりどう足掻いてもマイクロソフトにデザインセンスなんてものは存在しないのだと思う。素直にAppleにでも外注しておけば良かったんだ。

当然、この「Xbox 360 LOUNGE」もXbox 360カラーが前面に押し出されていて、実にM社な佇まい。奇抜な建物は確かに目立つから、宣伝にはいいのかもしれないけれど、“田舎者の恥さらし”とまで罵られている「おしゃれな外装」「開放感のある空間」には品が感じられない。なんでも、デザイン・プロデュースはアートディレクターの佐藤可士和氏だとか。ああ、道理で……クライアントの意向とはいえ、これも可士和クオリティ爆発案件かなぁ。

リンク:Xbox 360 LOUNGE

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