2005年11月12日 (土)

オリバー・ストーン監督、9.11を題材に新作

アカデミー賞監督のオリバー・ストーン監督(59)が、01年9月11日に発生した米中枢同時多発テロを題材にした新作映画(タイトル未定)の撮影を米ニューヨークでスタートさせたとのこと。物語は、世界貿易センタービル内で救出活動を続けた実在の警察官とその家族に焦点を当てた内容で、ニコラス・ケイジ(41)が主演。来年8月11日に公開予定。

米中枢同時テロを題材…オリバー・ストーンの新作映画撮影開始

9.11も映画になる時代、あのテロから僅かに4年目の出来事。

しかし、世界貿易センタービルに旅客機が突っ込むという絵面、それを冷徹に撮影し続けるカメラと傍観する人々、「劇場型テロ」と呼ばれた絶対的な事実が、まるで映画でも見ているかのような衝撃的な光景だったから、それを正面から捉えるのは難しい。かといって、下手に意識してサイドストーリーを盛り立てようとすると、存外チープなものになってしまいそうで心配。

どちらにせよ、生半可な覚悟で取り扱える題材ではないのだけど、一体どう料理するんだろう。そもそもニコラス刑事が主演っていうのが大丈夫なのかな。最近の彼の演技って、それがシリアスであればあるほどギャグにしか見えなくて。どうしてこうなっちゃったんだろう、仮にもアカデミー賞受賞俳優なのに。

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