2005年11月26日 (土)

ノルディックスキーW杯開幕戦、船木選手代表外れる

フィンランドのクーサモで25、26日に行われるノルディックスキーのW杯ジャンプ開幕戦、エントリーしているのは、伊東大貴(土屋ホーム)、葛西紀明(土屋ホーム)、岡部孝信(雪印)、東輝(日本空調)、山田大起(北野建設)、一戸剛(アインズ)選手ら6人。長野冬季五輪金メダリストの船木和喜(フィット)選手は代表を外れています。

【スキー】船木、代表から外れる…W杯ジャンプ開幕戦

日本潰しとも言われた度重なるルール改正にもがき苦しんでいるノルディックスキー・ジャンプの日本勢。長野冬季五輪では堂々のエースだった船木選手も例外ではなく、スランプという名の長いトンネルの中で、復調のきっかけを掴めずにあえいでいる様子が伝えられていました。かつての勢いが失われて久しいジャンプ陣の中にあって、不幸にも船木選手はその筆頭だった感があります。「世界一美しいフォーム」と呼ばれた、精密機器の如く正確な様式美をシークエンスする船木選手のジャンプが好きで、思い入れもあった私。しかし、その当代随一のフォームを捨てざるを得なかった時点で、もう船木選手の出る幕はなかったのかもしれない。個性を削ぎ落としてなお続けた苦心の跡には、ほろ苦い結果が残ります。時代の流れは容赦ありません。

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