2005年11月27日 (日)

本日のエウレカ + スーパーヒーロータイム(11.27)

エウレカセブン

物語も核心に迫りつつある「エウレカセブン」は、この期に至ってようやく安定した面白さが備わってきた印象です。構成に難ありと書いたばかりだったりしますが、ストーリーも後半に差し掛かった今、いい加減、冗長な解説や助走ばかりで無駄にエピソードが消費されることは無いでしょう。まあ、4クールという長期的な放送スケジュールの中で、それなりに設定を咀嚼し、伏線を吐き出す必要があったのでしょうが、回想とバンクの嵐にならないだけ真摯な作品だとは思います。

しかし、今クールは主題歌が引き立っているだけに、つくづくOPアニメーションのショボさが惜しい。聞くところによれば、これは単純に「クソ」と斬って捨てられる話ではなくて、手掛けたアニメーターさんによる個性、言わば「カラー」なんだそうな。それにしたって、敢えてそれを起用した意味がちょっと分からない。何とかならなかったのかな、OPだけ本編とは違うアニメなんですよね。

仮面ライダー響鬼

後半も山場のエピソードが消費されて行きます。あきらさんの変身は、鬼化と言ってもほんの一瞬の出来事で、その勇姿を拝むことまでは叶いませんでした。この闘いで一つの結論を見たあきらさんは、イブキさんの弟子を辞し、鬼の道を諦めるという決断を下します。カタルシスを得られないどころか、煮え切らないばかりの不可解な脚本立ては相変わらずですが、これもあきらさんなりに悩み、考え抜いた末の「答え」なのでしょう。番組開始以来、一人の「弟子」として見てきたあきらさんが「引退する」というのは感慨深い出来事ですが、まだクランクアップはしていない様子だから、今後は明日夢少年の級友として、充分な出番があることを期待しましょう。

しかし、何と言っても今日一番の衝撃は、桐矢君がヒビキさんの弟子になってしまうという急転直下の大どんでん返し。製作者の良心に誓ってまず有り得ないだろうと予想していた最悪の展開に、愕然とする私。蛇足感たっぷりに登場した桐矢君が、ここまで重要なキャラクターになるとは思いませんでしたが、それをここまで逃げ道のない嫌味な性格付けにする必要があったのか、おまけに、人間味の欠片も醸し出せない大根さんに宛てがってしまって……うーん、勘弁して欲しかった。

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