2005年12月10日 (土)

俳優の金子賢が「PRIDE 男祭り」に参戦

PRIDEを主催するドリームステージエンターテインメント(DSE)は、大みそかに開催される「PRIDE 男祭り 2005頂−ITADAKI−」(さいたまスーパーアリーナ)に俳優でタレントの金子賢が選手として出場することを発表しました。PRIDEライト級(73キロ)のトップ戦士数人が対戦候補になっているとのこと。試合は「スペシャルチャレンジマッチ」との位置づけで、PRIDEオフィシャルルールに近い総合格闘技特別ルールで行われるという。

第一報を目にした時には我が目を疑いましたが、金子賢さんはどうも本気らしく、「初めて自分のやりたいことが見つかった」とは本人の弁。しかし、金子賢さんが何を目指そうと当人の勝手ですが、HGさんが「ハッスル」に参戦するのとは訳が違う訳で、まずは身の程知らずと斬って捨てなければなりません。ただ、この件で金子賢さんのみを集中砲火してしまうのは少々忍びなくて、一介の素人だった人間を、いきなり「PRIDE」の檜舞台に引き上げてしまうDSEの判断にこそ問題があり、彼らのマネジメントには首を傾げざるを得ません。それでなくとも、総合格闘技最高峰のリングを自称する割には随分と軟派なカードであり、下手をすればバーリトゥードを興行する「PRIDE」としての品位を疑われるマッチメークです。「Dynamite!!」じゃあるまいし、そこは毅然と一線を引くべきだったと感じます。

私は「PRIDE」にリアルスポーツとしての幻想を抱いています。今回、芸能人起用という言わば劇薬を用いた「PRIDE」ですが、どうかチープなプロレス興行には走らないで貰いたい。

リンク:
俳優・金子賢が大みそかの「PRIDE 男祭り」に電撃参戦
金子、俳優業に「未練なし」

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