2005年12月13日 (火)

iTMS-Jアフィリエイトプログラムがスタート

Icon:iTunes

リンクシェア・ジャパンは12日、音楽配信サービス「iTunes Music Store」のアフィリエイトプログラムを開始しました。アフィリエイトはWebサイトだけでなくメールからも利用可能。楽曲を紹介し、iTMSのリンク経由で購入されると、コミッションとして売上金額の4%が支払われます。

最初の公式アナウンスはiTMSのサービスが開始された8月4日ですから、実に4ヶ月もの準備期間を経たことになりますが、一向に音沙汰の無かった待望の還元プログラムがついにスタート。より手軽に音楽をレコメンド出来るこのアフィリエイトは非常に魅力的で、その場で楽曲が購入でき、即座に取り回しが可能なアフィリエイト・ネットワークは、巷のレコメンド環境を一変させる可能性を秘めています。他社に先駆けたこの動きによって、iTMSはデファクトスタンダードとしての地位を増々確固たるものにするのではないでしょうか。

今や、米国では「Tower Records」の楽曲販売数すら上回っているiTMSでありますから、iTMSに参加しないということは、それだけレーベルにとっては楽曲の販売機会を失っていることになります。にも関わらず、未だにiTMSへの参加を表明していないのがソニー・ミュージックグループ。彼らは先日「Yahoo!ミュージック サウンドステーション」への楽曲提供を発表しましたが、迂回というよりは、意地でもiTMSには参加してやらないぞ、という意思表示の様にも受け取れます。最近のソニーグループには、大企業故の上気した気勢ばかりが感じられますが、この期に及んでも独自規格に固執するなど、実情は意固地になるばかりで、いよいよ時流に取り残されている感があります。「iPod + iTMS」は既にインフラとしてのエコシステムを確立していますから、競合するライバル同士ではあっても、0か1か、そんな単純な二元論ではない上手な付き合い方がある筈です。互いに手を取り合うことが、やがてユーザーの為になるだけでなく、ひいてはソニーブランドの価値・評判を高めることにも繋がるのです。

リンク:
リンクシェア、iTunes Music Storeのアフィリエイトプログラムを開始

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