2005年12月19日 (月)

米タイム誌「今年の人」にビル・ゲイツ夫妻とボノ

米タイム誌は、今年1年間で最も影響力のあった「パーソンズ・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に、米Microsoftのビル・ゲイツ会長夫妻と、アイルランドのロックバンドU2のボーカル、ボノの3人を選定したと発表しました。

ゲイツ夫妻は慈善のため世界最大の基金を創設し、誰よりも迅速に資金の提供を進めた、と活動の意義を強調。ボノについては、活発な言動で先進国の指導者らの関心を集め、貧困国の債務削減につなげたとし、債務削減を「セクシー」なものにしたと理由を述べた。

ボノは相変わらず、慈善活動や政治活動への精力的な立ち回りが目立ちました。「LIVE 8」などが話題を集めましたが、「今年の顔か?」と言われればちょっと意外な感じもします。

Image:TIME

U2といえば現代に生きる化石的なロックバンドであり、愛を語りながら理想主義を追求する、そんな青臭いまでのロックンロールを体現する、今や孤高のミュージシャンと言えるでしょう。そんな彼らを、商業的な部分も含めて、今でも変わらずに敬愛している私ですが、ボノの活動は、時にニヒリストと化す大衆には偽善的なパフォーマンスに映ることもある、私はそのことを否定しません。ビル・ゲイツ夫妻とのスリーショットは、そんなボノに対する皮肉の様にも思えます。

なんかボノって最近顔付きが変わったのかな。

リンク:
タイム誌「今年の人」にゲイツ夫妻とボノ
米誌タイム選定「今年の人」にゲイツ夫妻とU2ボノ

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