2005年12月24日 (土)

ホンダ、新型「ASIMO」発表

ホンダは12月13日、ヒューマノイドロボット「ASIMO」の新型を発表しました。

各種センサーを活用し、人に合わせて行動する機能を強化するとともに、ワゴンを使った運搬機能などを追加。受付案内やデリバリーサービスを自動で行えるという。また、走行スピードも従来の時速3キロから6キロに向上した。

テレビで一頻りデモンストレーションを見ましたが、これがかなり凄かった。小型化された時よりもむしろ驚きは大きくて、制御技術の飛躍的な進歩が伺えます。小さな身体に驚異的なギミックとテクノロジーを凝縮している新型ASIMO君ですが、やはり走行機能の向上が見た目にも派手で分かり易いポイント。特筆すべきは、人型ロボットの限界を突破したと言われる尋常でない走行スピードと、それを生み出している爆発的な駆動力、そして大幅にバージョンアップした姿勢制御。走行フォームにしても、従来の競歩に近い擬似的なものから、しっかりと跳躍し、両足が浮いた状態で前進運動が可能な本格的なフォームに進化しています。スラローム走行すらこなす安定性も大したもので、滑らかな運動エネルギーは、正に人間の「小走り」そのもの。これでもう電車に乗り遅れることもないですね。

ASIMO OFFICIAL SITE

日毎、人間の動きに近付いているASIMO君ですが、これほど愛着と親しみを感じさせるヒューマノイドロボットもありません。ホンダの熱のこもったプロモーション活動の賜物でもありましょうが、ソニーの「QRIO」、トヨタの「パートナーロボット」など、著名な二足歩行ロボットは世に数あれど、愛嬌すら感じさせるホンダの技術力は、もはや擬似生命と呼んでも差し支えないほどの高度な水準にまで近付こうとしています。そして、その確かなセンスに裏打ちされたホビータッチなボディデザインは機能美の極みであり、シンプルにして堅牢。それは日本の工業技術の結晶であり、品質へのこだわりと機械への慕情が生んだ工業製品の傑作だと、そう思う訳です。

夢見るロボットASIMO君は、これから一体どんな未来を見せてくれるのだろう。

リンク:
ホンダ、受付やデリバリーをこなす「新型ASIMO」
ホンダ、さらに速く走れるASIMO

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