2006年01月14日 (土)

Mac版Windows Media Playerの開発が打ち切り

Microsoftが、Mac版Windows Media Playerの開発を打ち切る決定を下したとのこと。将来、Windows Media Player for Macのサポート及び開発が再開される予定はないそうです。

「今後『Windows Media Player for Mac』のアップデート版を開発したり、製品をサポートしたりする予定はない。だが、現行バージョンのダウンロード提供は継続される。また、われわれはTelestreamと契約し、Mac OS XのQuickTimeを使って、Windows Mediaに対応したビデオおよびオーディオを再生するためのプラグイン『Flip4Mac』が引き続き提供されるようにした」

MS、Mac版Windows Media Playerの開発を打ち切り--提供は継続へ

先日は、Microsoft Office新バージョンの開発表明にVirtual PC for Macの投入示唆など、Macプラットホームへのコミットを強調した朗報が続きましたが、一転して今回は悲報です。

Microsoftとしては、代わりにQuickTime用プラグイン「Flip4Mac」をサポートして行く方針となった様ですが、それでも現在、Windows Media Playerに完全に互換する代替アプリケーションはまだありません。将来的にMacでDRMコンテンツを鑑賞する術が絶たれたとも言われており、先行きを憂慮すると共に非常に残念です。まあ何せ、Windows Media Player 9 for Mac OS Xが最後にアップデートされたのは2003年の11月のことですから、これまで全く音沙汰が無かったことを考えると、開発の打ち切りは時間の問題だったのかもしれません。

いずれにしても、今後はWindows Media Playerの抜けた穴を埋めるサードパーティーの頑張りが増々重要に。中でも「Flip4Mac」の進化は一つの大きな鍵となります。

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