2006年01月17日 (火)

漫画家の加藤芳郎さんが死去

漫画家の加藤芳郎さんが6日午後、呼吸不全の為、東京都内の病院で死去しました。享年80歳。

中学生で「アサヒグラフ」に初入選し、戦後は東京都公園緑地課に勤めながら腕を磨いたという加藤芳郎さん。1947年に漫画家として独立、「キャラメル一家」「オンボロ人生」などを発表。1954年1月から2001年まで、一時休載を挟みながら、毎日新聞夕刊に「まっぴら君」を連載し、1万3600回を超える新聞連載漫画の最長記録を達成しています。また、1964年に発足した日本漫画家協会の創立時のメンバーで、1992年から4年間、会長を務めていました。

本業である漫画の方は、作品と名前が結び付く限りでは、未だに拝見したことがありません。私にとって加藤芳郎さんは、何といってもNHK「連想ゲーム」の人でした。それはもう物心ついた時分から、ブラウン管の向こう側で毎週の様に拝む顔でしたから、突然の訃報に現実感がないというか、呆然とも自失とも付かない微妙な心持ちを隠せません。かの番組にはなんと20年以上にも渡って出演されていたのだとか。

胃がんの為、2005年1月から入退院を繰り返していたそうですが、昨年末に風邪をこじらせて入院したその後、体調が回復することはありませんでした。ご冥福をお祈り致します。

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漫画家、加藤芳郎さんが死去

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