2006年01月22日 (日)

「仮面ライダー響鬼」最終回

歩みを止めて振り返れば感慨深いこと頻り、思えば僅か1年の間に色々なことがありました。プロデューサー&脚本家の事実上の更迭から始まって、番組冒頭の明日夢少年によるポエムの終止、EDのカット、桐矢京介君の登場に、ザンキさんの死…… それでもやっぱり前期29話までの「仮面ライダー響鬼」が好きだった私ですが、腐ってもファンであり続けたことが正解だったのかどうか、それを推し量るにはあまりにも微妙な、半ばどうでもいい最終回でございました。謎は謎で残されたまま、伏線は放りっぱなし。終盤の数話はグダグダ続きで、消化不良の感は否めません。

最終的に、明日夢少年を押しのけて桐矢京介君が正式な鬼の後継者に座ったことは、人によっては最悪のシナリオでございましょう。それでも私にとっては、明日夢少年が鬼の道を進まなかったこと、これは一筋の光明です。代償として桐矢京介君という蛇足を生み出す結果にはなりましたが、少年はヒビキさんの弟子でありながら、決してヒーローとしてのサクセスストーリーを目指していた訳ではありません。師の姿にシンクロしながらも、同時に“鬼”を客観視する立場にあった彼の人生の歩み、葛藤と戦いは、どこか鬼の道とは一線を画した日常の成長記録にありました。それこそが、従来のライダーには見られなかった「仮面ライダー響鬼」のリアリティであり、このドラマの素晴らしかったところ。故に、到底、鬼になるものだとは思えなかったし、そうなって欲しくなかったから、この点は素直に評価できると思います。

まあでもそれだけ。相変わらずクールなデザインがイカす絶対神ン・マの転生や、小津家のマンダム・勇さんの復活など、クライマックスに向けて見所が満載だった「魔法戦隊マジレンジャー」の方がよっぽど熱く、激しく、面白かった。いやはや、誠に残念無念。これでバトンは「仮面ライダーカブト」へ。どうか煮え切らないこの鬱憤を晴らして下さいますよう、期待しています。

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