2006年02月07日 (火)

Internet Explorer 7 β2 Previewリリース

Microsoftは1月31日、Internet Explorer 7の「β2 Preview」を公開しました。開発者向けに限定して提供されていたβ1を経て、今回は一般利用者もダウンロードできるパブリックβとなっています。

IE 7ではセキュリティ機能強化や使い勝手、機能性、互換性、管理性の向上が図られている。β公開はデベロッパーやWeb開発者、IT専門家などに、自分のサイトやアプリケーションとの互換性をテストしてもらう狙い。

まだバグも多いそうですが、使えるレベルにはあるとのこと。タブブラウザとなり、Exposéと見紛うタブ一覧表示機能も搭載されましたが、RSSリーダーと組み合わせた使い勝手は概ね良好だと言われています。IE7に搭載のRSSリーダーは、フィードの自動検出、自動巡回など、最低限の機能を備えたもの。ほどほどのお手軽さというのは、一般ユーザーにとっての敷居の低さに繋がるので、フィードの普及に確実な足掛かりを築いてくれそうです。

一方、肝となるレンダリングエンジンにも改善が加えられ、CSSレイアウトの再現性は向上している模様。特に、Mac系サイトとの親和性が増している点は御の字です。それでもなおWeb標準の大号令には至らない部分があるので、W3Cに準じた解釈が行われないポイントは、今後の改良を待つ必要があります。

他にも、フォントにアンチエイリアスが掛かる様になったり、細かいアップデートが施されています。その実態は、仕様変更とさえ呼べる大々的なものですが、今回のメジャーバージョンアップはセキュリティ対策がメインに据えられていることもあり、正式版がリリースされた後には、急速な普及が予想されます。「IE6よりも良くなった」との声が早くも聞かれるので、素性は良さげ。今後のブラッシュアップに期待しましょう。

リンク:
IE 7 Beta 2が公開ベータテスト、一般利用者もダウンロード可能
IE 7 Beta 2でWebデザイナーと開発者が確認すべき点がチェックリストに
初の「公開β」となった、IE 7のβ2
IE 7ではClearTypeフォントに

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