2006年02月16日 (木)

「NINTENDO DS Conference!2006.春」開催

Amazon.co.jp:おいでよ どうぶつの森

任天堂は2月15日、「ニンテンドーDS」に関する発表会「NINTENDO DS Conference!2006.春」を都内で開催。「ニンテンドーDS」の本体販売台数が、本体発売から14ヵ月強、ゲーム機史上最速で600万台を突破したこと、ソフト販売は累計1,700万本を突破し、新規4タイトルを含む7作品がミリオンタイトルとなったこと、2005年11月よりサービス開始となった「ニンテンドーWi-Fiコネクション」では世界で90万台以上の「ニンテンドーDS」が接続され、累計アクセス数は2,200万回以上になること、などが報告されました。これらの成果を踏まえた上で、任天堂は「標準プラットフォームとしての圧倒的な普及を目指す」とし、国内1000万台突破の早期達成を宣言しています。

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今回のカンファレンスでのサプライズは、「新たな要素の提案」として紹介されたWebブラウザ「ニンテンドーDSブラウザー(仮称)」と、地上波デジタル“ワンセグ”対応「DS地上波デジタル放送受信カード(仮称)」でしょうか。6月に3,800円で発売を予定している「ニンテンドーDSブラウザー(仮称)」は、任天堂とOpera Softwareが共同開発したフルブラウザ「Opera」と、ジャストシステムの日本語入力システム「ATOK」を搭載するメモリユニットで、無線LAN通信によるWebブラウジングを可能とするもの。プロトタイプが展示された「DS地上波デジタル放送受信カード(仮称)」は、DSカードの装着によって「ニンテンドーDS」を携帯テレビに変貌させます。

これまで「ニンテンドーDS」は、ネットワーク&メディア端末として機能する「PSP」とは方向性が異なることを明言していましたから、この施策転換には少なからず驚きを隠せません。しかし、言わばおまけキットだったAVユニット「プレイやん」とは違い、やぶさかではなく本腰を入れて来ていることが伺えるので、今後の展開が非常に興味深いところ。例えば、「ニンテンドーDS」の小さい画面でどれだけ快適にブラウジングが出来るのかなど、需要も含めて不透明な部分はありますが、そこは任天堂、多くのユーザーが納得するに足るだけの堅実なシステムに仕上げてくるでしょう。シンプルにして考え抜かれた“任天堂クオリティ”に期待したいです。

Photo:ニンテンドーDS Lite

なお、この日、会場には「ニンテンドーDS Lite」の実機がお目見えしていました。既に、仕様概要と3色のカラーバリエーションが公開されていましたが、従来の「ニンテンドーDS」と比較すると、そのスマートかつシャープな本体デザインは際立って見えます。ユーザーフィードバックの反映を目指したというだけあって、ブラッシュアップは細部に渡る様子。この高級感は、上位モデルとして値段分以上の価値を感じさせます。今後、商品ラインナップにはブラックやレッドの追加も予想されますが、もし今、私が買うとするならば、やっぱりクリスタルホワイト、これしかない。ソフトは、「テトリスDS」などの定番所よりも、むしろ「漢字そのまま楽引辞典」「DS美文字トレーニング(仮題)」などの学習ソフトに惹かれてしまいます。

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