2006年02月22日 (水)

Mac OS Xを標的とするウイルスが出現

Icon:Virex 7.5

PowerPC搭載のMac OS X 10.4を標的とする初のウイルスが報告され、耳鼻を集めています。「Leap-A」「OSX/Oompa-A」「Ooompa Loompa」などと呼称されるこのトロイの木馬は「iChat」を通じて拡散するもので、F-SecureではWormに分類されています。また、翌日の2月17日には、Bluetoothで感染する新手のMac OS Xワームも登場。「OSX/Inqtana.A」はMac OS X 10.4に感染するJavaベースのコンセプト実証型ワームで、昨年発見されたMac OS XのBluetoothに関する脆弱性を突いて拡散するとのこと。共に危険度は最低レベルです。

その点、有名税みたいなものですから、Mac OS Xも少しはメジャーになった、と言えるのでしょうか。これまでシェアの少なさも手伝ってウイルスにはほぼ無縁とされてきたMacですが、Intelチップへの移行によってウイルスの調達が容易になることも指摘されており、今後、各方面から注目を浴びる事によって、警戒度数が増大することになるかもしれません。「Macは安全、Macはウイルスに感染しない」、そんな無防備な神話に胡座をかくことももはや難しくなりつつあり、然るべき対策と防備が必要になるでしょう。

拙環境では、かつて.Macで提供されていたVirex 7.5を常駐させていますが、こやつめ、手動でHDDをスキャンすると終了間際に必ずクラッシュしてしまうので、およそ使い物にならない状態が続いています。再度、Norton AntiVirusに乗り換えることを検討中です。

リンク:
初のMac OS Xウイルスが出現
今度はBluetoothで感染するMac OS Xワーム

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