2006年03月24日 (金)

Recommend:James Blunt「Back to Bedlam」

Amazon.co.jp:James Blunt / Back to Bedlam

先日、最終回を迎えたフジ系「小早川伸木の恋」。一介の小市民には理解し難い恋愛病特有の癖のある世界観が展開され、共感の拠り所も見所もなく、ただただ、もどかしさとイライラが募るだけのストレスなドラマでしたね!

その劇中に、唯一、印象的な挿入歌として使用されていたのがJames Bluntの「You're Beautiful」です。吟遊詩人とも呼ばれる彼の楽曲にはフォークの香りが漂いますが、憂いのあるハイトーンボイスには独特のムードがあり、古き良き時代の王道ポップス的なテイストを感じさせます。しかし、稀代のシンガーソングライターとして各方面で持ち上げられる彼は、英国の軍人一家に生まれ、大学卒業後の3年間、英国陸軍に入隊していた元軍人。その内の約1年間を北大西洋条約機構(NATO)の国際部隊員として活動し、紛争の地コソボ自治州で平和維持に当たっていたという異色のキャリアの持ち主でもあります。

彼の背負うバックグラウンドには興味深いものがありますが、28歳の新人にして、全英アルバム&シングル・チャートを6週に渡って制覇し、また極東の日本でもFMチャートで1位を獲得するなど、既に定評のあるところのミュージシャン。1発屋で終わらせるには惜しい、将来が楽しみな逸材でもあります。今更プッシュするのも気後れしてしまいますが、個人的にヒット中である「You're Beautiful」、同曲が収録されたデビューアルバム「Back to Bedlam」はオススメです。

ARCHIVES

  • Browse All Archives [1745] »

RECENT ENTRIES