2006年03月26日 (日)

本日のエウレカ + 仮面ライダーカブト(03.26)

EPISODE NO.48「バレエ・メカニック」

質の高い作品を作るが立ち上がりが遅い、といった印象のあるボンズですが、忍耐すら要求される長〜い前振りと、ひとたび爆発してしまえば……というクライマックスとの落差がここまで激しいアニメも珍しい感じ。何度目かのカタルシスは、青臭い展開をも吹き飛ぶほどの素敵な寓話。覚醒したタイプ・ジ・エンドの瞳のなんと優しいことか。彼は逝ってしまわれたけど、アネモネが、ドミニクが、最後の最後で救われて良かった。「ロボットアニメ」であることを放棄した作品などとも言われていますが、これがあるからこそ捨てるには惜しいアニメ。終盤らしい盛り上がりが続きそうです。

仮面ライダーカブト:第9話

ヘタレキャラとしていい味を出していた加賀美君が、ここまで早い段階でライダーに覚醒するとは意外な展開。器の小さい自尊心に溺れ、天道君への敵対心から自らの道を踏み外した矢車に代わって、「完全調和」の精神を会得した加賀美君がザビーの資格者になった、ということの様です。中の人がこうも簡単に入れ替わる展開は予想していませんでしたが、これで矢車こと徳山秀典氏は早々に退散することになってしまうのでしょうか。力の入った演技を見せていただけに、それはそれでちょっと寂しい。俄然気になるストーリーの進行と共に、矢車の動向にも注目ですね。

一方、今回、カブトのライダーバイクである「カブトエクステンダー」がキャストオフを披露し、一転、とんでも兵器に変身したまでは良かったのですが、突如として醜悪な品質を露呈した一連の安っぽいCGバトルは一体どうしたことか。まるで「仮面ライダー響鬼」で不評だった巨大魔化魍とのバトルが再来したかのようで、軽く目眩を覚えるなど。決して「手抜き」という訳ではないのでしょうが、まだまだCG技術のノウハウは足りていない様で、CG偏重故のクオリティの低下は頂けない。日本の特撮技術では、ミニチュアで撮影したものをCG合成する方法が最も高品質に仕上がるはずですが、そのものズバリ、実車分が足りません。

追伸、とまれ、ここ数話でコスプレも目立っていた岬こと永田杏奈さんが、実はなかなかめんこい娘さんであることに気が付きました。今季もほどよく粒が揃ってますね。

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