2006年04月15日 (土)

NHK「サラリーマンNEO」の巻

Amazon.co.jp:謎のホームページ サラリーマンNEO DVD-BOX

偶然にも、たまたまチャンネルを合わせたNHKで「謎のホームページ サラリーマンNEO」と「ゆるナビ〜ゆるやかナビゲーション〜」の再放送を視聴。

「サラリーマンNEO」は、2006年度からレギュラー化された深夜番組で、働く人をモチーフにした“新感覚コント”を謳っています。公式ホームページのFAQによると、これまでに2004年の3月と8月、そして2005年の8月に、特番として3回放送しているとのこと。会社の王国「プレゼン」ではロハスをコケにするなど、およそNHKらしからぬ懐の深いセンスを見せていますが、生瀬勝久さん、マギーさん、入江雅人さんと、演ずる俳優陣も豪華で見応え充分。芸人に非ず、といったところの俳優が笑いを仕掛ける新鮮さと、シュールかつベタな内容が楽しいコント集です。ただ、それ一辺倒にならないところがNHKっぽいというか、「はたらくおじさん」などのサラリーマンレポートも挟めば、さしずめ、良質な大人向けのバラエティ番組といったところ。

なお、過去の放送分は、今春めでたくDVD化されたそうです。「謎のホームページ サラリーマンNEO 2004・赤盤」「謎のホームページ サラリーマンNEO 2005・青盤」の2枚組DVD-BOXも要チェック。

一方「ゆるナビ」は、こちらも2005年末の単発番組が2006年度よりレギュラー化。オトナの女性が関心を寄せる事柄を、短編VTRでテンポよく紹介していく、なごみ系情報マガジン番組です。スローライフを提案する月間コラムでは、渡辺満里奈さんがちゃっかり台湾茶の魅力などを紹介する傍ら、消しゴム版画家でエッセイストの故ナンシー関さんの生活スタイルを紹介する「さようならの風景」では、生前、親交があったというリリー・フランキーさんがお部屋を訪問し、かくも語りき、哀愁を提供しています。情報量は決して多くはなく、どちらかと言えば「雰囲気に酔う」といった趣きの番組ですが、ちょっぴり洒落た構成が企画を引き締めており、雑誌をパラパラとめくる感覚で、心地良いリラクゼーションを楽しむことが出来ます。

うむ、今季のNHKは侮れない。

リンク:
謎のホームページ サラリーマンNEO
ゆるナビ〜ゆるやかナビゲーション〜

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