2006年04月16日 (日)

中野サンプラザの解体が検討される

東京都中野区が進めるJR中野駅周辺の再開発計画で、中野サンプラザホールの入る「中野サンプラザ」ビルの解体が検討されているとのこと。

「現段階では、解体するともしないとも言えない。周辺一帯の再開発の中では、解体も1つの選択肢」
「中野のシンボリックな施設で、イメージは大切にしていきたいが、残念ながら歴史建造物保存事業ではない。解体か、存続か、一部保存か、さまざまな選択肢がこれからの検討課題だ」

中野サンプラザ消滅?! 解体も検討

中野は割と地元だったりするのですが、ここまで大規模な整備計画が進行しているとはつゆ知らず。ただまあ、JR中野駅前とその周辺地域というのは、実際のところ整理と対策が行き届いた美しい区画とは言い難いので、老朽化対策も含めて、いずれ何とかして欲しいとは思っておりました。

コンサートホールとして全国的な知名度を誇る中野サンプラザですが、十数年来の生活の中で施設を利用したことがない私にとっては、イベントで賑わう様子を遠巻きに眺めるだけの“近くて遠い”存在でしたから、そういう意味では特別な思い入れというのはありません。そういう意味では、より地域密着型の施設に生まれ変わるというのは一つの選択肢。歴史ある文化施設として、街のシンボルであると同時に貴重な財産であったことは間違いありませんから、完全消滅というのは流石に寂しいし、いっそ不粋にすら感じられましょう。仮に解体が決定したとしても、コンサートホールか、劇場か、映画館か、どういった形になるにせよ、代替施設はきっちりと計画して頂きたい。

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