2006年04月17日 (月)

「Wikipedia日本語版」が20万項目を突破

Wikimedia Foundationは、フリーのオンライン百科事典「Wikipedia日本語版」に収録している項目が、4月9日、20万項目に到達したと発表しました。

229言語で提供されているWikipediaのうち、最も項目数が多いのが英語版で、100万項目を突破したことが3月1日付で発表されている。以下、ドイツ語、フランス語、ポーランド語に次いで、日本語版は5番目の規模となっている。
Wikipedia日本語版は2001年5月に開設され、最初の日本人ユーザーが登録した2002年12月に実質的な活動をスタートした。

Wikipedia日本語版、20万項目を突破

日本でも急速な拡大を見せているWikipedia。Web 2.0の代表的なコンテンツの一つにも挙げられ、注目を集めています。ただ、編集内容を巡ってしばしば主張のぶつかり合いが起こるなど、必ずしも良い面ばかりではありません。いわゆる“信者とアンチ”といった二元論的な煽り合いの場にも発展しがちで、Wikipediaに対する公共性の概念が希薄な日本では課題もあると見聞します。そもそも、持論や妄想の垂れ流しなど、項目によってはデタラメな内容も多く、運営、利用者、双方の側から信憑性に疑問符が付くのが特徴的で、そういう意味では実にWebらしいメディアと言えるでしょう。

要リテラシー、それらの前提さえ踏まえれば間違いなく情報量は多いので、参考するにも楽しい百科事典です。画像の掲載が増えれば有用性も増し、見た目にもずっと楽しくなるのだけど、フェアユースの認められていない日本では、肖像や著作物の扱いは難しいのかなぁ。

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