2006年05月10日 (水)

PLAYSTATION 3価格発表、11月11日発売

世界最大のインタラクティブ・エンターテインメント総合見本市「Electronic Entertainment Expo 2006(E3 2006)」がアメリカはロサンゼルスのコンベンションセンターで開幕。

The Official E3 Website
E3 2006:日本語サイト
E3 2006 特設サイト / ファミ通.com
ITmedia Games:E3 2006 特設サイト

SCEは5月8日に開催したプレスイベントにて、次世代ゲーム機「プレイステーション3」の発売日、及び価格を発表しました。発売は2006年11月11日、カラーは共にクリアブラックの2モデルが用意され、20Gバイトモデルが6万2790円(税込)、60Gバイトモデルがオープン価格となります。

Photo:PLAYSTATION 3

今回発売されるモデルには、Cellプロセッサ、ブルーレイディスク、ハードディスクの両ドライブとギガビットイーサネットワークが標準搭載されますが、20Gバイトモデルは、HDMI端子、無線LANアダプタ、外部メモリ(メモリースティック、SDカード、コンパクトフラッシュ)のリーダー / ライターが外されるとのこと。

流石に例のブーメランコントローラは見直された様で、従来とほぼ同じ型に落ち着きました。特許の問題から振動機能は削除されていますが、振動OFF派の私には問題なし。ただ、方向キーやスティックまでそのままなのには愕然。コントローラの傾きを検出して操作できるという新機能は、任天堂の「Wii」に触発されたものでしょうか。

しかし、エントリーモデルのスペックははっきり言ってかなりショボイです。機能が大幅に省かれており、特に無線LANアダプタ、HDMI端子すら無いというのは理解不能。ゲーム機としてもブルーレイ再生機としても欠点を抱える、ただの劣化モデルで、これでは「PS3」の魅力の半分も引き出せないでしょう。SCEとしては本命はあくまでも上位機で、エントリーモデルは価格を見せる為だけの存在なのでしょうが、それでもたかがゲーム機に6万円超えという設定は正直厳しい。これで初期不良が多ければ、下手をすれば市場稀に見るネタハードになり兼ねません。一世一代の大博打が吉と出るか凶と出るか。

なお、今回の「PS3」は、日本、北米、ヨーロッパでほぼ同時発売されます。

・北米
11月17日発売
20Gバイトモデル:499ドル
60Gバイトモデル:599ドル

・ヨーロッパ
11月17日発売
20Gバイトモデル:499ユーロ
60Gバイトモデル:599ユーロ

初期出荷を200万台、2006年末にまで400万台、2007年3月末までに全世界で600万台の出荷を目指すとしています。

リンク:
http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/060509a.pdf
http://www.scei.co.jp/corporate/release/pdf/060509b.pdf
http://www.scei.co.jp/corporate/release/060509.html

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