2006年06月04日 (日)

本日の仮面ライダーカブト(06.04)

仮面ライダーカブト:「第19話」

屈指の名エピソードとなったゴン惜別編から一転、荒唐無稽極まる壮大なネタキャラ編へ。

「神代剣……神に代わって剣を振るう男だ」

風の如く去って行った風間大介との入れ替わりで、新ライダー・サソードが登場。JUNONスーパーボーイコンテスト出身というファニー系フレッシュマン・山本裕典さん演じる神代剣は、イギリスの名門・ディスカビル家の血を引くセレブ。上流階級の気品漂う華麗な日常とは裏腹に、その実、天道様と並び立つ“俺様キャラ”でございます。最強を自称する両雄の激突は必至。しかし、愛らしいサソードゼクターとは裏腹に、サソードそのものはどこか色物の香り漂うコスチューム。鬱陶しいチューブが有機的な印象を演出するマスクドフォームは、とても脆そうです。

一方で、聞けばデビュー仕立ての新人らしい山本裕典さんは、表情がぎこちなく、お世辞にも褒められたものではない演技は微妙な塩梅。神代剣はシスターコンプレックスを抱える一方、ダメお坊ちゃまの側面も垣間見せる2面性を持ったキャラクターですが、彼の演技力でどこまでそれを表現できるでしょうか。

とまれ、サソード編本編には一切の関わりを持たずに、突如として怪盗シャドウも登場した第19話。伏線を放り投げたまま、物語は収束してしまうのでしょうか。どうなる井上脚本!それはともかく、今週の田所さんは……コント?

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