2006年06月14日 (水)

本日のお届けもの:HCMP 06 ガンダムMk-II ほか

これまでガンプラ、中でも主に「マスターグレード」をメインプラットホームとして捕捉してきた私ですが、最近はじっくり組み立てるのに必要な時間的、精神的な余裕が無く、また金銭面、環境面でもコレクションを続けるには厳しい状態が続いていました。要するにMGの収集に疲れてしまったというのが正直なところで、長らく卒業する時期を見計らっておりました。そんな折、いよいよ7月に投入されることになった積年の期待作である「F91」が、あまりにも凄惨なテストショットでもって公開。非常にショッキングな出来事であると同時に、それまでの鬱憤が積み重なる形で、皮肉にもこれがMGへの見切りをつけるのに丁度良いきっかけとなりました。

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  • HCM-Pro 06 RX-178 ガンダムMk-II
  • HCM-Pro 21 RX-178 ガンダムMk-II コンプリートセット
  • HCM-Pro 23 MSZ-006 Zガンダム

より気軽に、手軽にコレクションができる「塗装済み完成品」への乗り換え。MGから移行するに当たって候補となったのは、「MIA」「GFF」「HCM-Pro」の3ブランド。ディスプレイ専用なので、可動よりも、プロポーションや塗りといった見栄えの良さが条件となりました。

「MIA」はその名の通りアクションに重きを置いたホビーで、ディスプレイ用のフィギュアとしては評判が芳しくなく、ぼってりとしたプロポーションやエッジのダルいゴムゴムとした造形に長所が見出せないのでパス。「GFF」は、サイズ的には最適であるものの、お値段が高く、その割には完成度、特に塗りにばらつきがあることと、ラインナップ的にコレクション向きでないこと、また、いわゆる「カトキ・アレンジ」が苦手なので、こちらも問答無用でパス。平均的にまとめられたバランスと、比較的お手頃なお値段。消去法では「HCM-Pro」で一択でした。

High Complete Model Progressive [ ハイ・コンプリート・モデル・プログレッシブ ] とは…

完全塗装、完全可動…「完全」なるガンダムのスケールモデルを求めて、ガンプラで培った全ての技術を結集。そして新たなる進化を追及したのがHCM-Proです。1/200スケール(約90mm)のボディには、今までのスケールの常識では、見ることができなかった「精密感」が演出されています。可動範囲も実際に手に取って動かすたび、新しい感動が発見できます。塗装・可動・ディテール全てにこだわった「HCM Pro」は機動戦士ガンダムの新ホビーブランドとして、誕生します。

まず、その賛否両論ある独特のモールドラインやパネルライン塗装にハマってしまった私としては、のっけから「HCM-Pro」との出会いに運命を感じざるを得ないのが実際のところ。「HCM-Pro」のプログレッシブ論は、時にオリジナルの持ち味が潰されてしまうほど大胆な「GFF」のアレンジと違って、あくまでも原典の意匠を汲んだリファイン。それでいながら、思い切りの良さとセンスが感じられ、この商品のアイデンティティにまで昇華されています。

また、1/200というサイズの小ささが心配でしたが、手に取ってみて初めて分かる情報密度≒精密感は想像以上で、ディスプレイするには申し分無い出来。サイズが大きければそれだけ目に付く欠点も多く、印象も変わったのでしょうが、とにかくこのスケールを考えれば実に良くまとまっています。コレクション向きのスケールモデルで、満足の行く一品です。

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