2006年08月04日 (金)

iTMS-Jが1周年、スペシャル企画開催中

2006年8月4日をもって「iTunes Music Store Japan」はオープン1周年を迎えます。

開店からわずか4日間で100万曲を販売するという華々しい幕開けで始まったiTMS-J。その後、ダウンロード数の公式アナウンスはありませんが、概ね順調に、安定したサービスを提供して来たのではないでしょうか。9割の楽曲を150円という低価格で販売していた初期に比べると、現在のランキングでは上位曲の大半を200円の楽曲が占めるようになってしまいましたが、ビクターやキングレコードなど新たなレコード会社が楽曲の提供を開始することで、当初約100万曲だった登録数は大きく拡充されています。

一方で、他国のiTMSには楽曲を提供しているソニーミュージックやワーナーミュージックが、未だにiTMS-Jへの楽曲提供を拒むなど、品揃えには不満を残します。ミュージックビデオなどビデオコンテンツの販売でも、本国との格差ばかりが目立つのが現状です。それでも、MacやPC、またiPodなどとの強固なエコシステムを築いている内は、デファクトスタンダードとしての地位はそう簡単には揺るぎそうもありません。足元の課題を踏まえつつも、今後もニーズの半歩先を行く充実したサービスの提供を期待したいところ。

なお、iTMS-Jではオープン1周年を記念し、8月2日から8月8までの7日間の間、期間限定無料ダウンロード・コンテンツとして、ビデオとオーディオブックを含めた6作品を無料配信しています。「1周年記念ギフト」の内容は、

・Beck「Nausea」(ビデオ・コンテンツ)
  世界初公開となる最新プロモーション・ビデオ

・Ken Ishii「Sunriser」
  11月リリース予定のアルバム『Sunriser』からの特別先行配信
  ほんの数日前に完成したトラック

・HIFANA「Analog H」
  限定200枚のアナログでしか発売されていないレアトラック

・Nick Wood & Simon Le Bon「Nobody Knows」
  デュラン・デュランのサイモン・ル・ボンと
  日本を拠点に活躍するアーティスト、ニック・ウッドにより共作された作品

・Ganga Zumba「Theme of GANGA ZUMBA」
  THE BOOMの宮沢和史をヴォーカルに据えた
  個性派ミュージシャンたち10人によるバンド「GANGA ZUMBA」のテーマ曲

・筒井康隆「最後の喫煙者」(オーディオ・ブック)
  フジテレビ『世にも奇妙な物語』にも登場したことのある短編
  地上最後のスモーカーとなった小説家の闘いをコミカルに描いた作品

となっています。非常に豪華かつ太っ腹なラインナップです。要チェック!

リンク:
iTMS期間限定フリー・ダウンロード・イベントにBECKやHIFANAが登場!

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