2006年08月09日 (水)

「Microsoft Virtual PC for Mac」開発中止

Image:Virtual PC for Mac

Microsoftは、仮想マシンソフトウェア「Microsoft Virtual PC for Mac」の開発中止を明らかにしました。関係者がWWDCで発表したもの。

開発中止の要因となったのは、“MacでWindowsを起動させる”ことに関しての情勢の変化。直接的なきっかけになったのは、Intel製CPUへの移行に伴う「Boot Camp」や「Parallels Desktop for Mac」の登場でしょう。しかし、「Virtual PC for Mac」がMicrosoftに買収された時点で、こうなるのは時間の問題だった気がしないでもありません。ごく自然な成り行きで、ごく自然な結論に帰結したとも言えますが、Macプラットホームを支えた老舗の定番エミュレーターだけに、その終焉には色々と思うところがあります。

「Boot Camp」をはじめ、WindowsにしてもOS標準で仮想化ソフトウェアを搭載する可能性があると言われており、サードパーティにとっては、選択肢が云々と悠長には構えていられない想像以上に厳しい状況が続いているのでしょう。仮想化市場は激戦を極めており、先行きは不透明です。

リンク:『Microsoft Virtual PC for Mac』が開発中止に

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