2006年10月04日 (水)

日テレ「エンジェル・ハート」最終回

第50話 ラストプレゼント

香がこの世に残したもの、リョウが香に渡せなかったもの。リョウからシャンインへ贈られたプレゼントには、香を失うことでシャンインを得た、彼の悲哀が込められていました。最後はアクション無しでしんみりと、爽やかな感動でまとめた最終話。大筋を眺める限りでは、これが何故「シティハンター」のパラレルワールドと切って捨てられなければならなかったのか、その理由を見つけることが難しいほど、「シティハンター」のアナザーストーリーとして良く出来た物語だったと思います。

尤も、そのまとまりの良さは原作からのもので、アニメ版ならではの味付け、という部分での魅力は乏しかった様に思います。原作を忠実になぞることで安心感は生まれましたが、冒険に欠け、それが逆に中盤以降、作画・演出のクオリティの低さ、不安定さを際立たせる結果となってしまったのは皮肉なことです。

往年の名作アニメ「シティハンター」シリーズの続編としての期待値の大きさが、作品に対する厳しい評価の裏返しとして少なからぬ影響を及ぼしていることは想像に難くありません。が、制作会社が変わり、深夜枠での放映となった為、ある程度の限界があることは予想できたものの、それでもなお、作画や演出は期待するレベルには遠く及ばないものだったと言わざるを得ません。流石に反省があったのか、最終話の作画は概ね高い品質で安定していましたが、苦しい制作状況が伺える中で、少しでも質を向上させようという努力が感じられただけに、惜しいことをしました。

ということで、1年に渡って続いた放送もいよいよ完結。年月を経ることで、登場人物もファンも、皆、歳を取りました。特に、「シティハンター」から長い時間を経たことでの、原作者・北条司さんの視点の移り変わりは興味深く、それが、先代からは一寸趣きを変えた作風に繋がっていたと思います。よもや、リョウが親子の情に目覚める日が来るとは思いませんでしたが、お馴染みのキャラクターとの再会を喜ぶよりも前に、私などは、ベテラン声優陣の厳しい若作りが気になってしまい、それが物語への没入を妨げていた感がなきにしもあらず。身の丈に合ったアニメというのも難しいものです。

しかし、これだけ書いておきながら、モチベーションが全く維持できなかった為、まともに視聴出来たのは序盤数話と最終話のみでした。合掌。

リンク:エンジェル・ハート

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