DVD「ZOO TV」11月15日発売
Posted by ramhorn05j
世界最多のオーディエンスに向けて世界最高のライブを続けるU2。メッセージ性の強いパフォーマンスと圧倒的な影響力で、ロック界の最高峰に君臨するモンスターバンドの、およそ8年ぶりの来日公演がいよいよ今月末に実現します。ワールドツアー「U2 Vertigo Tour」は、2005年にサンディエゴを皮切りにスタートし、既に300万人以上の動員を記録していますが、今回の来日公演は、急遽キャンセルとなってしまった今年4月の来日公演の振り替え公演となります。
待望の来日を前に、U2関連タイトルが一気にリリース。その中でも一押しは、「ZOO TV 〜ライヴ・フロム・シドニー〜」。94年にVHSで発売されたU2のライブ映像集「Zoo TV - Live From Sydney」のDVD版です。11月15日に5,900円で発売予定。
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「ZOO TV 〜ライヴ・フロム・シドニー〜」は、92年〜93年に掛けて実施された「Zoo TVツアー」から、93年11月オーストラリアはシドニー・フットボール・スタジアムで行われた公演を収録したもの。コンセプチュアルかつエキセントリックな演出が画期的と評され、大規模なモニタースクリーンセットなど最先端のテクノロジーを惜しげもなく投じた前代未聞のシークエンスがロック史を塗り替えたと言われる伝説のライブです。
DVD化に伴い、映像の高画質化を実現すると共に、VHS版には未収録だったボーナス映像を追加。ライブ本編には収録されていない92年ヤンキース・スタジアムでのライブ映像や、ドキュメンタリー映像、「Numb」のカラオケなどを収めたボーナス・ディスクが付属します。
今なお進化を続けるU2の、近年のライブフォーマットの源流にもなった「Zoo TVツアー」。一昔前の素材であるとはいえ、映像的にも音質的にも、DVD化の恩恵は計り知れず、時代を感じさせる作りが感慨深い一方で、その輝きは色褪せません。
ただ、私にとっては、NHK BSで初めて目の当たりにした「Popmart Tour：Live From Mexico City」こそがU2のファーストインパクトであり、異世界からのカルチャーショックをもたらす事件でした。当時の衝撃を上回るライブ映像には、未だにお目にかかったことがありません。DVD化を待つばかりです。
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U2の最新のベスト・アルバム「ザ・ベスト・オブ U2 18シングルズ」が11月28日に発売予定です。U2のキャリアを1CDで総括したベスト・アルバムで、16曲の代表曲に、2曲の新曲を加えた、全18曲を収録。新曲は、U2のオリジナルナンバー「Window In The Skies」と、グリーン・デイと共演したザ・スキッズのカバー「The Saints Are Coming」で構成。初回限定盤にはボーナスDVDが付属し、「Vertigo '05 Tour」でのイタリア・ミラノ公演から10曲を収録しています。また、ビデオクリップ全18曲を収録したDVD版も同時発売。
グリーン・デイとコラボレーションした「The Saints Are Coming」はシングルカットが決定しており、スタジオ・レコーディング・バージョンと、9月25日にニューオーリンズで披露されたライブ・バージョンを収録しています。シングルの収益は、U2のジ・エッジ、音楽プロデューサーのボブ・エズリン、ギブソン・ギターのヘンリー・ジャスコヴィッツにより2005年に設立されたハリケーン被災者救済組織「Music Rising」に寄付されます。初回限定生産。
「ザ・ベスト・オブ U2 18シングルズ」に関しては、既に年代別のベストアルバムが2枚リリースされていることと、「ZOOROPA」「POP」からのエントリーがないという半端な選曲から、その意義がいまひとつ見えない「？」なアルバムだと言わざるを得ないでしょう。最大の“売り”は、“新曲収録”その一点に集約されます。とはいえ、コレクターズアイテムとして訴求するDVD版はちょっと欲しいかも。なお、11月末の来日を記念して、U2のカタログ作品（CD/DVD）が期間限定の廉価版で再登場しています。
