2006年11月26日 (日)

「∀ガンダム MEMORIAL BOX」2007年4月25日発売

TVアニメ「∀ガンダム」がDVD-BOX化され、「∀ガンダム MEMORIAL BOX(1)」として2007年4月25日に発売されます。DVD6枚組み、総収録時間は576分。初回限定生産で、価格は31,500円。

まさかのDVD-BOX発売。私にとって「∀ガンダム」は特別な作品。嬉しいニュースです。

Amazon.co.jp:∀ガンダム MEMORIAL BOX

従来の「ガンダム」シリーズにはない魅力を備えた、20世紀最後の「ガンダム」!
風がふく・・・新しく懐かしい物語のはじまり

デジタルビート|作品詳細

「∀ガンダム」はガンダム誕生20周年企画の一環として制作され、1999年(平成11年)4月9日から2000年(平成12年)4月14日まで、フジテレビ系列の一部で全50話が放送されました。ガンダムの生みの親である富野由悠季が総監督を務め、メカニックデザインに映画「ブレードランナー」「エイリアン2」「スタートレック」などを手掛けた工業デザイナーのシド・ミード、キャラクター原案にゲーム「ストリートファイター」などを手掛けた安田朗が参加しました。

∀ガンダム - Wikipedia

これまでにない革新的なガンダム像を目指したこの作品では、「機動戦士ガンダム」以降制作されたガンダムシリーズは「黒歴史」の一部として位置づけられています。宇宙世紀だけでなく、アナザーガンダムをも含めた全てのシリーズを包括し、その答えを指し示した「∀ガンダム」は、シリーズの世界観を総括する意図を持って創作された作品であり、そういった意味では宇宙世紀の正統な続編とも呼べる作品です。

“皆殺しの富野”の誹りを乗り越えて辿り着いた地平。俗に言う“白富野”に類する作品の中でも、牧歌的な世界が描かれる「∀ガンダム」の舞台は、一見して穏やかでさえあり、従来のシリーズとは一線を画しています。しかし、様々な人、文化、宗教との関わり合いが生む群像の中で、やがてあぶり出される「戦争と平和」のビジョンは、見る者に深い余韻を与えます。優しさだけではない温かさ、自然讃歌的な彩り、また、派手さを抑えた戦闘の描写と相まって、全体的な味わいは渋く、大人が楽しめる内容です。

一方で、“ガンダム”と言えばモビルスーツ、「∀ガンダム」と言えば避けて通れないのがおヒゲのホワイトドール。あまりにも革新的過ぎる幾何学的な意匠が賛否両論の議論を呼び、一般に受け入れられたとは言い難い「∀ガンダム」のメカニックデザインですが、従来の世界観からすれば明らかに異質であるモビルスーツ達も、これが実際に動いている映像を見ると、非常にしなやかで躍動感があります。愛着を感じさせるほどの存在感、それはリアリティのある工業製品というよりは、おとぎ話になるほど未来の機械であり、無慮にSF的な魅力でありながら、19世紀末といった雰囲気の舞台にこれ以上なくマッチするという、とても不思議な感覚を醸し出しています。ふと気付けば、あの世界におヒゲのガンダムが居るのは当然のこととしか思えなくなる、その説得力は圧巻です。

語っても語り切れない「∀ガンダム」の面白さ。魅力的なキャラクター、魅力的なモビルスーツ、総じて魅力的な世界観、そして富野由悠季のDNAを集大成した剛胆で確信的な演出と菅野よう子女史による繊細で幻想的な音楽に支えられた新世界が、平成ガンダムの傑作を生み出しました。ガンダムシリーズの中でも、個人的には最高峰に位置する「∀ガンダム」。例えば、額にV字アンテナのMSや、或いは“ニュータイプ”といった旧来のガンダム的記号を排したことに革新性を見出すことは出来ますが、本来そういった要素は物語を飾る小道具に過ぎず、ガンダムの本質ではありません。その点で、「∀ガンダム」は本質的な部分で最もガンダムらしいガンダムと言えるのではないでしょうか。「あの髭は受け入れられない」などと毛嫌いせず、未見の方はこの機会に是非ご覧下さい。

ちなみに、おヒゲ大好きっ子としては、これを契機に玩具展開なんかも期待したいのですが、どうでしょうバンダイさん。HCM Proで「∀ガンダム」「モビルスモー」なんか出た日には、泣いて喜びますよ!

なお、来月以降ガンダム関連のDVD-BOXでは「∀ガンダム MEMORIAL BOX(1)」以外にも3タイトルの発売が決定しており、以下、

  • 2006年12月22日「機動戦士ガンダムDVD-BOX 1」
  • 2007年1月26日「機動戦士ガンダムDVD-BOX 2」
  • 2007年2月23日「機動戦士ガンダム 第08MS小隊 5.1ch DVD-BOX (初回限定生産)」

と怒濤の3ヶ月連続リリース。こうも間隔が短いと金銭的にはかなり厳しい。出し惜しみしているかと思えば、一転、明らかにやり過ぎの感ありで、バンダイビジュアルは加減ってものを知りません。

リンク:TURN A GUNDAM OFFICIAL SITE

この儚さと美しさを見事に体現した公式サイトは、まさに「世界名作劇場ガンダム」といった趣き。この雰囲気はちょっとばかり最高に過ぎます。スタッフも分かってるなぁ。

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