2006年12月09日 (土)

HCM-Pro新製品情報:36-00 キュベレイ ほか

2007年1月、2月発売の新商品が公開されました。「2006 プラモデル・ラジコンショー(第46回全日本模型ホビーショー)」で参考出展されていた「百式ゴールドコーティングバージョン」と「キュベレイ」のリリースが早くも決定しています。

http://www6.ocn.ne.jp/~midori-b/puranew/sinsaku036.htm
http://www6.ocn.ne.jp/~midori-b/newpic/nes-g0653.htm

・HCM-Pro 10-01「百式ゴールドコーティングバージョン」……1月発売予定 予価2,625円
・HCM-Pro 36-00「キュベレイ」……2月発売予定 予価2,310円

Image:HCM-Pro 36-00 キュベレイ

12月の商品は「G-BOX ジェットストリームアタックセット」のみで隠し玉はなし。「逆シャア」シリーズの中で唯一取り残されていた連邦量産型モビルスーツ「ジェガン」は、ここに至って発売がかなり怪しくなって来ています。

さて、ハイコンプロ新年一発目、リペイントの要望に応えて登場する「百式ゴールドコーティングバージョン」は、残念ながら参考出展時の企画より変更はなく、メッキ塗装での発売となりました。「ヤクト・ドーガ」に施された特殊塗装でもなく、また昨今の主流フォーマットであるマットコーティングですらないのは、何か意図があってのことなのでしょうか。ユーザー意識との乖離と言っては大袈裟かもしれませんが、一寸納得し難いものがあり、今更こんなものを出されても……というのが素直な感想です。ただ、その傍らで目を引くのは、フィギュアのサイズとは明らかに不釣り合いな箱の大きさで、何かしらの“おまけ”を期待させますね。仮にメガ・バズーカ・ランチャーでも付属すれば、メッキ塗装以上のセールスポイントになりそうです。

なお、この商品には全塗装、マーキングは施されず、武器もスタンダードなランナー状態で同梱されるので、「SP -スペシャルペインテッド-」シリーズではなく、あくまでも通常版のバリエーションとして位置付けられています。

Image:HCM-Pro 33 νガンダム

一方、発売が待望されていた人気モビルスーツ「キュベレイ」は、ライン塗装の色合いが淡いピンクに変更されており、かなりいい感じです。ショルダーアーマーの大胆なラインもケバくなることなく、ワンポイントのアクセントとして機能しています。プロポーションはかなりマッシブで、MGとHGUCの丁度中間といった体型です。見本写真からはパールコーティングの質感までもを確認することは出来ませんが、デザインアレンジメントの方向性など、全体的なバランスは申し分ないので、大いに期待出来そうです。

それにしても、ハイコンプロは最近、広告写真の担当者を新人研修生にでも任せているのでしょうか。昨今、巷で聞かれるダメ出しの中でも最たるものは「νガンダム」で、足首すら接地させず、不自然な怒り肩のまま棒立ちで撮影された見本写真には言葉を失いました。これでは実際の商品の魅力の半分も伝わらないどころか、誤った情報すら与え兼ねないという点で、むしろ大きく損をしている状態です。今回の「キュベレイ」もそうですが、バンダイ公式の見本写真が、何故こんなにも不格好なポージング、見栄えのしないアングルで撮影されるのか、購買意欲を刺激するどころか、逆に低下させる広告など、まるで意味が分かりません。あまりにも気配りが足りないというか、もう少しやりようがあると思うんだけどなぁ。

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