2007年01月08日 (月)

2006年を振り返る - ゲーム編

ファミ通が毎週発表する売り上げランキングを集計し、05/12/25〜06/11/26の期間でまとめたゲームソフト年間売り上げランキングが公開されています。

ゲームソフト年間売上ランキング2006(05/12/25〜06/11/26) - Game Compass

2006年は、とにもかくにもニンテンドーDSの会心撃に尽きる年。非ゲーマー層にアピールしたことで、Xbox 360やPLAYSTATION 3といった次世代機はおろか、あらゆるライバルを一切寄せ付けない圧倒的な強さを発揮し、一大ムーブメントを巻き起こしました。ただ、これがゲーム業界全体の底上げ、市場の巻き返しに繋がったのかといえば、それはまた別の話です。過去の反省を生かし、ユーザーと共に前進しようという任天堂のイノベイティブな姿勢は評価出来ますが、個人としてはニンテンドーDSやWiiといったハードにはあまり魅力を感じていません。

他方、国内販売台数では惨敗を喫しているものの、「デッドライジング」や「ロストプラネット」など、いわゆるゲーマー層に支持されるタイトルをリリースして地盤を固めているXbox 360。ソフトの売り上げ本数で見ると、据え置きハードと携帯機の立場は逆転していますが、少々乱暴に分析すれば、ゲーマー層と非ゲーマー層の乖離傾向が目立った年だったと言えるでしょう。今後は、それを継続する形で、市場の二極化が進んで行くものと思われます。

この中で贔屓のカプコンを見てみると、PS2「モンスターハンター2」とPSP「モンスターハンターポータブル」が、それぞれ54.3万本と65.8万本でハーフミリオン超え。特に、PSP最大のヒット作となった「モンスターハンターポータブル」は、不振のハードで気を吐く姿が際立ち、ベスト版が長期間に渡ってランキング入りしていたのが印象的でした。また、前述のXbox 360「デッドライジング」は、北米市場では発売2週間で50万本を出荷するなど、年間を通して景気の良いニュースを提供。業績が悪くなると良作を連発すると言われるカプコンですが、ここ数年は程良く波に乗っており、特に2006年は、売り上げ本数とゲーム内容とのバランスが比較的良好であるという点で、よく頑張っていたと思います。ただ、それだけにPS2「大神」の12.5万本は悔しい。プレイしていない状態であれこれ書くのは少々無責任ではあるのですが、巷のレビューサイトや掲示板、ブログなどを眺めていても、「大神」は非常に高い評価と満足度を獲得しているタイトル。企画立ち上げ当初から動向を追っていたクローバースタジオファン、神谷ファンとしては、あと10万本くらいは売れても良かったんじゃないかなぁ、という気持ちが頭をもたげます。

さて、2006年に私が購入したタイトルは、「モンスターハンター2」「大神」「ファンタシースターユニバース」のPS2ソフト3本。件の「大神」はタイミングを逸して積みゲーになってしまいましたが、概ね満足出来る内容だったと言えるでしょう。現在進行形の「ファンタシースターユニバース」については、まだまだ物申したいことはあるものの、「モンスターハンター2」と共に本格的なオンラインデビューを果たしたことで、ゲームライフに新たな世界が拓けたことは大きな収穫でした。

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