Avril Lavigne「The Best Damn Thing」発売
Posted by ramhorn05j
アヴリル・ラヴィーンの約3年ぶり、3枚目のアルバム「The Best Damn Thing」が発売されています。
プロデューサー陣には、前作「Under My Skin」でもタッグを組んだブッチ・ウォーカーの他、Dr.ルーク、ロブ・キャバロらを起用。更に、夫でもあるSUM 41のデリック・ウィヴリーが数曲に参加しています。冠を戴く“Best Damn Thing”は、“超サイコー！”を意味する口語。自信に満ちたタイトルが示す通り、彼女自身が「これまでで最高のアルバムができた」と熱く語る内容となっています。
リードシングル「Girlfriend」は最高にゴキゲンなナンバーで、メリハリの効いたアップビートと、明るく弾けるメロディがキャッチーなロックチューン。結婚してからというもの、巷では「意外と若くない」なんて声も聞かれるアヴリルですが、そんな野次も何のその、現在進行形のパンク・ポップ・アイコンの最新作は、「Girlfriend」に象徴される史上最もエネルギッシュかつアッパーでハッピーな1枚。ハードな疾走感と、突き抜けたポップ感が漲る痛快作です。幸福絶頂期にあるアヴリルの“今”が余すことなく表現された本作は、全体的に緊迫感のあるロック色やマイナー感は薄れ、よりポップなメロディック・パンク調に仕上がっています。
本人が「最もダーク」であったと語る前作「Under My Skin」からは攻撃的なまでの変化が見て取れる「The Best Damn Thing」。結婚が与えた影響は思いの外大きかったようで、彼女自身が最高にハイな気分で音楽に取り組んでいた様子が伺えます。ここ日本でも、1stアルバム「Let Go」は200万枚、2ndアルバム「Under My Skin」は150万枚というビッグ・ヒットを記録しており、どこまで数字を伸ばすか、セールスにも注目が集まります。
