2007年06月03日 (日)

「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」発表

ガンダムによる全戦争行為への武力介入を開始する。
We begin the armed intervention to all warfare the GUNDAM.

http://www.gundam00.net/

シリーズ最新作となるTVアニメ「機動戦士ガンダム00(ダブルオー)」が正式発表されました。2007年10月からTBS・MBS系列で18時より放送開始予定。公式サイトでは、15秒のスポットCMが公開されています(Macには非対応)。キャスト、スタッフの公式発表はありませんが、未確認情報では

・監督:水島精二
・シリーズ構成 / 脚本:黒田洋介
・キャラ原案:高河ゆん
・キャラデザイン:吉田健一
・プロデューサー:竹田靑滋(MBS)
・ナレーション:古谷徹

の布陣が想定されています。“未だ戦争をやめることのできない人類がガンダムに試される”ストーリーとのこと。某掲示板から画像を拝借させて頂きました。

西暦2307年
ソレスタル・ビーイング ─── 戦争根絶を目指す私設武装組織
ガンダム・マイスター ─── 機動兵器を操る4人の操縦者
破壊による ─── 再生が始まる

Image:機動戦士ガンダム00

ガンダムは4機、パイロットも4人。美形揃いのキャラクターデザインもあって、設定的には「新機動戦記ガンダムW」の再来を彷彿とさせます。ガンダムタイプのMSに目をやると、それぞれ胸部のブレードアンテナが特徴的で、飛行形態に変形しているものや、ヤドカリともベーゴマとも揶揄されている独特のバックパックを備えた個体が確認できます。

4月の段階で“gundam00.net”というドメインを取得していたことから存在が露見していた「機動戦士ガンダム00」ですが、「機動戦士ガンダムUC」など宇宙世紀ものの映像化を期待していた向きには肩透かしの内容であったかもしれません。

近年のガンダム作品は、ストーリーやキャラクター原案が女性受けを狙ったものであると解釈されており、今回の「機動戦士ガンダム00」についても、「機動戦士ガンダムSEED」や「コードギアス」で掴んだファンを逃さない腐女子層向けのビジュアルだと評されています。ただ、個人的にはそれほど抵抗感はなく、何せキャラクターデザインが種の人でないだけでも万々歳であるからして、先の種ものに感じたような生理的なアレルギーはありません。お話に関しても、監督と脚本の布陣を見れば、福田夫妻に私物化された種シリーズの惨事は免れるでしょう。

そうはいっても、唯一無二の決戦兵器であるからこその“ガンダム”であるという原点に立ち返れば、またぞろガンダムタイプのオンパレードには正直なところ気が滅入ります。とりあえず出しておけば数字が取れる、とりあえず出しておけば関連商品が売れる、という商業的な理屈も理解できますが、一方で、安易に“ガンダム”に頼り過ぎてしまう風潮と、映像作品としての創造性を顧みないガンダムタイプの乱発には、いつになっても慣れることはありません。そもそも、トレーラーを見ていると「別にガンダムじゃなくてもいいじゃん」なんて思ってしまう次第で、ガンダムシリーズというよりは往年の勇者ロボットシリーズに近しい風情を感じてしまいます。特に、富野作品に根拠を置いたガンダム観からすると、「機動戦士ガンダム00」のメカニックデザインには説得力を感じません。

宇宙世紀ものでなくても“機動戦士”が冠されてしまうご時世にはいよいよ節操がないと感じますが、とはいえ、女性ファン層にすり寄った世界観であっても、人気が出て、シリーズ全体の商品展開に弾みが付くのであれば一向に構いません。これ以上“ガンダム”を蹂躙するな!だのと気色ばむ情熱は、とうの昔に消え失せてしまいました。本音ではもっと泥臭い群像劇も見たいのですが、まあ、これが今の時代の“ガンダム”ということで、割り切りも肝要でしょう。わざわざ西暦を用いている設定なども興味深いところなので、まあお話さえ面白ければ何でもござれなのだ。

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