2007年07月29日 (日)

「Devil May Cry Graphic Edition」復刊交渉断念

Image:Devil May Cry Graphic Edition

作品作成初期から完成に至るまでの原画、設定画、グラフィック、アートワークの数々を掲載し、神谷英樹ディレクター、小林裕幸プロデューサーによる解説や、PS2「デビルメイクライ」の世界観を具現化した同ディレクターを筆頭とするクリエイター陣へのインタビューを収録した公式ビジュアル設定ガイド「Devil May Cry Graphic Edition」。絶版後は復刊ドットコムにフィールドを移し、200票以上のリクエストを獲得するなど、ファンによる復刊が熱望されていた設定資料集ですが、復刊ドットコムの活動レポートによれば、復刊が困難な案件であるとして、交渉の終了がアナウンスされています。

http://blog.book-ing.co.jp/fukkanrepo/2007/05/post_8a0f.html

「Devil May Cry Graphic Edition」のリプレースに当たる「デビルメイクライ グラフィックファイル」が発売された時点で、オリジナルが復刊される見込みは限りなくゼロに近いと考えられていましたから、半ば当然の成り行きでの帰結を見たと言えそうです。それだけに、オリジナルの価値を高めていた神谷ディレクターによる解説やクリエイター陣へのインタビューが改変され、原典の役割までもを完全に置き換えるには至らなかった「デビルメイクライ グラフィックファイル」の中途半端な仕上がりが残念でなりません。今では店頭で入手することはまず不可能である「Devil May Cry Graphic Edition」ですが、特にDMC1ファンにとっては根幹の部分で代用が利かない代物なので、プレミアが解消されることはないのでしょう。

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