2007年08月14日 (火)

.Mac がアップグレード

アップルが「.Mac」を機能強化、動画共有の新機能や保存容量拡張など

Appleが提供するMacユーザー向けのオンラインサービス「.Mac」が8月8日付でアップグレードされました。


・オンラインの保存容量が拡張され、個人メンバーでは1GBから10GBへ、ファミリーパックメンバーでは2GBから20GBへ増強されました。これに伴い、1ヶ月辺りの転送量も10GBから100GBに変更されています。

・画像や動画をインターネット上で公開する為の新機能「.Macウェブギャラリー」が追加されました。「iLife '08」を利用して画像や動画のアップロードが行える他、他のユーザーがWebブラウザやメールを利用してギャラリーにコンテンツを追加することも可能です。

・iWebで作成したWebサイトに独自ドメインを割り当てられる様になりました。

・その他、Webメールのスパムフィルター機能の改良や、公開するWebサイトにGoogle MapsやGoogle AdSense、「.Macウェブギャラリー」ウィジェットなどのWebウィジェットを埋め込める機能が追加されました。


価格はベーシックメンバーシップで年間9,800円ですが、ようやくそれに見合うだけのサービス内容になったと言えるのではないでしょうか。リリース当初はディスク容量が僅かに100MBしかなかったことを考えると、10GBものキャパシティを手に入れた「.Mac」には隔世の感があります。ただ、こうなるといよいよ際立つのがiDiskの致命的な遅さで、米国を基準値としたサービスの恩恵に与ることが難しい日本では、容量ばかり拡張されても追いつけないだけの温度差があります。基幹のサービスとしてユーザーを繋ぎ止めておくには、高速で安定したサービスの供給が欠かせません。日本のユーザーからすれば、レスポンスの改善こそが訴求される項目だと思うので、何とかして日本にサーバーを置くなどしてスピードアップを図って貰いたいものです。

一方、今回の機能強化で充実したオプショナリーは更に進化しました。中でも「.Macウェブギャラリー」はかなり強力な機能に仕上がっており、特に「iPhoto '08」と連動したフォトアルバムは魅力的です。最近では、画像を共有するWebサービスも、顧客のニーズに合わせて多種多様なものが出揃って来ていますが、「.Macウェブギャラリー」では、既存のWebサービスにはない表現力のあるギャラリーが簡単に作れてしまいます。グリッド、モザイク、スライドショーからお馴染みのCover Flowまで、ちょっとした見せ方にこだわるのであれば、「.Macウェブギャラリー」はこれ以上ないエレガントなメディア共有ツールであり、写真のストックを溜め込んでいるユーザーにとっては、「.Macウェブギャラリー」の為だけに「.Mac」との契約を考慮してもおかしくはないでしょう。

他に気になるところでは、iWebでのGoogle AdSense使用が明示されている点が挙げられますが、どういった形態での利用を想定しているのか、ナビゲーションを眺めただけでは詳細が分からないので迂闊に期待は持てませんが、従来.Macでは商業利用が禁止されていたので、もしかしたら、これがアドセンスやアフィリエイト解禁の契機となるやもしれません。

リンク:
http://www.apple.com/jp/dotmac/

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