2007年10月31日 (水)

シャープ、フルHD液晶テレビ「AQUOS P」を発表

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シャープ、22V、26V型で業界初となるフルHDテレビ「AQUOS P」シリーズ発表
シャープ、22/26/32型のフルHD液晶テレビ「AQUOS」

シャープは、フルハイビジョン液晶テレビ「AQUOS P」シリーズを発表しました。用意されるのは、32V型「LC-32P1-W」、26V型「LC-26P1-W」、22V型「LC-22P1-W」の3モデル。今回発表されたPシリーズは3モデル全てにフルハイビジョンパネルを使用しており、22V型、26V型でのフルHD採用は業界初となります。11月22日発売予定で、価格はオープン。推定市場価格は、それぞれ24万円前後、20万円前後、18万円前後となっています。

チューナは、地上 / BS / 110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを各1系統搭載、入力端子は、HDMI×2 / D5 / Sビデオ / コンポジットビデオ×2に加え、DVI-D端子×1、アナログRGB(D-Sub 15pin)端子×1を装備しています。ほか、i.LINK(TS)出力2系統、光デジタル音声出力、ヘッドフォン出力、モニター出力、アナログ音声入力に対応し、5W×2chアンプを内蔵。ソース解像度を忠実に再現する高精細パーソナルテレビとしては勿論のこと、ビデオ機器やPCなどとの接続性も考慮されています。

Photo:AQUOS P

ドットバイドットやフル画面表示に対応するなど、PCとの接続も考慮した汎用性の高いモデル。ともすればチープなデザインは微妙なところですが、HDMI×2系統の他にDVI-D端子とアナログRGB(D-Sub 15pin)端子を搭載するなど、AV機器としてもPC機器としても機能的な不備はありません。PC向けの24インチモニターが6万円割れの時代であることを考えれば、22型で18万円という値段は決して安くはありませんが、チューナーも地上波デジタル / アナログを共に内蔵しており、手抜かりのない製品仕様であることを勘案すれば妥当なラインです。

37型以下のフルHDが不要と言われるこのご時世に、シャープとしては思い切った戦略に打って出ましたが、とりあえずは個人向けのパーソナルテレビがフルHD化されたことにまず意義があるのだと思います。フルHDをサポートした次世代ゲーム機が普及してくれば、自分の部屋にこそフルHDを───といった需要も確実に生まれるでしょう。“液晶のシャープ”が世に問う意欲的なモデルですが、願わくば価格競争をということで、これを機にフルHD仕様のパーソナルテレビに火が付いてくれると嬉しい。

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