2008年03月22日 (土)

本日のお届けもの:PLAYSTATION 3 ほか

MGS4を見据えたPS3貯金も目標額をクリアし、晴れて予算が確保できたので、ACfAの発売に合わせて、念願のPS3を購入しました。装着ソフトはAC4とACfAをチョイス。AC4にて待望の次世代機デビューを果たします。

Amazon.co.jp:PLAYSTATION 3

  • PLAYSTATION 3(HDD40GB)クリアブラック
  • アーマード・コア 4
  • アーマード・コア for Answer

その優れた廃熱処理に見合わぬ静粛性にも驚かされるPS3は、高級感のある作りが所有欲を満たすものの、ゲーム機というよりはまるっきりAV家電な出で立ち。マルチタスクを含めた完全な階層構造となるなどOSの熟成は進んでいますが、根本的な部分でシステムは複雑化しており、一通りの設定を済ませるだけでも気疲れしてしまいます。本体もコンテンツもヘビー級のPS3には相応の敷居の高さがあるので、PS2までのお手軽さが失われる一方で、それなりに腰を据えて向き合ってやる必要があります。とはいえ、IE6とのクロスブラウザにさえ苦労したこの【O.Z.K.】が、純正のウェブブラウザから完璧なレイアウトで表示されているのを見ると、ちょっと感動してしまうのは内緒。流石に次世代機を謳うだけあって、レガシーシステムとはアーキテクチャからして異なるネットワーク時代のエンターテイメントマシンであることを実感させられます。ただ、クリアブラックは傷やホコリが目立ちそうなので、今後はMGS4同梱版での発売が予定されているガンメタリックの様なマットコーティング仕様のカラーバリエーションが台頭しそうです。

装着ソフトの選択についてですが、拙ブログでも随時動向を追っていたキラータイトル「デビルメイクライ 4」に関しては、今回、購入を見送っています。というのも、全世界での販売本数が初代以来となる200万本に迫り、PS3プラットホームだけでも100万本のヒットを記録したDMC4も、いざ蓋を開けてみれば、DMC3のクレイジー系コンボ路線を発展させた内容で、ユーザー体験はといえば前作とさして代わり映えしないもの。未だにDMC1の呪縛に囚われ、DMC2で時間が止まったままの私にとっては、DMC3に続いて伊津野ディレクターが開発を手掛けたDMC4のゲーム性は甘受し難いもので、“デビルメイクライ”の方向性に対する意識の乖離を感じざるを得ませんでした。DMDまでクリアしたのはDMC2まで、DMC3はハード攻略すら諦めたことを考えると、このままプレイしても、徒労感しかもたらさないであろうことは明白でした。まあ、私が愛して止まないのはDMCというよりはDMC1であり、あくまでも神谷ゲーであるということを再認識できただけでも収穫だったとしようではありませんか。

一方、シリーズ最新作となるAC4 / ACfAは、プラットホームの移行に伴い、エンジンを刷新。AC史上最もドラスティックな変革をもたらした戦闘システムは、OBやWトリガーが導入されて以降の近代AC路線の集大成であり進化系となっています。まだまだ荒削りな部分は見受けられるものの、NX以降停滞していたシリーズの復活を予感させるだけの確かな手応えを感じさせます。一部判読が不可能な文字情報など、SDTVでは何かと限界を感じる仕様ではありますが、MGS4までの繋ぎには余りある意欲作と言えるでしょう。

しかし、FPSに準拠した新操作体系は私にとっては鬼門。元々、PSコントローラーの全ボタンを使用するという難度の高い操作体系を誇っていたACですが、そうはいっても旧Bタイプなどは、親指と人差し指だけでも実用に耐え得るだけの仕様になっていました。その点、AC4では、これまで使ったことのなかった中指までもを酷使する為、ブースト操作に集中していると視点移動や武器使用など他の操作が疎かになりがちです。右スティックによる旋回と上下視点をリバースにすることで多少やり易くはなりましたが、慣れるまでには時間が掛かりそうです。

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