2008年05月15日 (木)

本日のお届けもの:PS3「真・三國無双5」

Amazon.co.jp:真・三國無双5

前回、PS3購入時に選択した装着ソフト「アーマード・コア 4 / アーマード・コア for Answer」は、難易度ハードを含む全ミッションのクリアフラグを立てたところで2ヶ月と保たずに飽きが回り、「メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」の発売を目前に新作への禁断症状が出始めたので、手当り次第にPS3タイトルを物色しました。

物欲候補となったのは「ニンジャガイデン Σ」「RESISTANCE〜人類没落の日〜」「Call of Duty 4 : Modern Warfare」「The Elder Scrolls IV : Oblivion」「ロストプラネット エクストリームコンディション」などですが、一先ずオフラインゲームを求めていたことと、いわゆる洋ゲーを食わず嫌いし、FPSを苦手とする生粋の和ゲー人間としては冒険を避けたかったので、最終的にはPSファミリー最右翼となる「真・三國無双5」に落ち着いています。とはいえ、最も無難なチョイスである筈の同タイトルも巷では酷評の嵐だったので、人柱覚悟での購入となりました。

結論から言うと、案の定、今回の買い物は大失敗でした。実際にゲームをプレイしてみると、これがとにかく仕事が粗いというのが第一印象で、モーションの共通化によるキャラクターのコンパーチブル化を始めとして、ステージ数や武将数の少なさ、また、エディット武将や護衛武将、エディット・ムービーなどといったオプション類の削除など、かいつまんだだけでも手抜きの誹りは免れず、猛将伝を前提とした調整不足、ボリューム不足は擁護のしようがありません。加えて、作り込みの甘さからキャラクターリニューアルにも失敗している感が強く、処理落ちやオブジェクトの描画範囲の狭さ、或いは、混戦時の状況把握の難しさから来るメリハリのない画面の見辛さや、臨場感に乏しいサウンドなど、次世代機の恩恵に与っているとは言い難い粗雑なゲームデザインも気になるところです。

ただ、従来の無双とはプレイスタイルが異なる為、ボタンを闇雲に連打しているだけでは爽快感は得られませんが、ガード移動と回避を基本とした攻防のシステムを理解すると、アクション面ではさほど不満は感じなくなります。今作では連攻撃中にガードと回避が出来るので、

・連攻撃→回避→連攻撃
・連攻撃→ガード移動→弾き or 殺陣

などを駆使し、敵の攻撃を捌きながら戦うのが「真・三國無双5」の醍醐味と言えるでしょう。全体的に難易度は高めで、能力値が低いと難易度普通ですら軽く死ねるなどお手頃感は減少していますが、特に、移動も出来てガードも出来て殺陣も出来る、その上勿論、普通に攻撃も繰り出せるという万能動作のガード移動をマスターすると世界が変わります。

しかしながら、手応えの無さではPS2「戦国無双」をも彷彿とさせる今作、昨今、ハイクオリティなタイトルが充実してきている次世代機の中では決して褒められた出来ではありません。MGS4への橋渡し役になれるかどうかさえ怪しいところです。

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